妊産婦さんの食事
お母さんの健康と赤ちゃんの健やかな発育のためには、バランスの良い食事を摂ることがとても大切です。
妊娠を機に自身の食生活をみなおしてみましょう。
また、食事についてのご相談は秩父保健センター(電話番号/0494-22-0648)までお気軽にご連絡ください。
妊産婦の食事に関する資料を掲載しますので、ぜひ参考にしてください。
妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針
✓ 妊娠前からバランスのよい食事をしっかりととりましょう。
1日3食、主食・主菜・副菜のそろった食事、1日1回、牛乳・乳製品や果物を。
✓ 「主食」を中心に、エネルギーをしっかりと。
主食:炭水化物が豊富で、脳や体を動かすエネルギー源(ごはん、パン、めん類)。
✓ 不足しがちなビタミン・ミネラルを、「副菜」でしっかりと。
副菜:ビタミン・ミネラル・食物繊維の供給源(野菜、きのこ、海藻、いも類)。
✓ 「主菜」を組み合わせてたんぱく質を十分に。
主菜:たんぱく質が豊富で、血や筋肉などからだを作る材料(肉、魚、卵、大豆製品)。
✓ 乳製品、緑黄色野菜、豆類、小魚などでカルシウムを十分に。
妊娠中や出産後は、赤ちゃんの体づくりや母乳づくりのために不可欠なカルシウムを補う。
✓ 妊娠中の体重増加はお母さんと赤ちゃんにとって望ましい量に。
適正な体重増加は、お母さんと赤ちゃんの長期的な健康づくりにつながります。
<妊娠中の体重増加指導の目安>
妊娠前の体格 |
体重増加量指導の目安 |
低体重(やせ) :BMI18.5未満
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12~15kg |
ふつう :BMI18.5以上25.0未満
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10~13kg |
肥満(1度) :BMI25.0以上30.0未満
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7~10kg |
肥満(2度以上):BMI30.0以上
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個別対応(上限5kgまでが目安) |
<妊娠前の体格(BMI)を知っていますか?>
計算式
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
(例)身長160cm、体重50kgの人のBMIは ➡ 50(kg)÷1.6(m)÷1.6(m)=19.5
✓ 母乳育児もバランスのよい食生活のなかで。
授乳中はもちろん、産後の母体の回復のためにもバランスのよい食生活を。
✓ 無理なくからだを動かしましょう。
✓ たばことお酒の害から赤ちゃんを守りましょう。
✓ お母さんと赤ちゃんのからだと心のゆとりは、周囲のあたたかいサポートから。
【厚生労働省】妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針(1561KB)
気になる栄養素
妊娠中に積極的に摂りたい栄養素と、気を付けたい食べ物や飲み物があります。
積極的に摂りたい栄養素・気を付けたい食べ物・飲み物(282KB)
減塩習慣のすすめ
塩分を摂りすぎると妊娠高血圧症候群やむくみを招く要因となります。
妊娠中に限らず、高血圧をはじめとする病気の予防のためにも家族みんなで減塩に取り組みましょう。
減塩習慣のすすめ(1220KB)
お魚の食べ方
魚は健康な食生活を営む上で大切な食べ物ですが、妊娠中は少し注意が必要です。
魚の中に蓄積された水銀をたくさん摂りすぎてしまうと、赤ちゃんに影響が出ることがあります。
食べる魚の種類と量に注意しましょう。
【厚生労働省】これからママになるあなたへお魚について知っておいてほしいこと(3606KB)
食中毒について
妊娠中は免疫力が低下し、食中毒などの食べ物が原因の病気にかかりやすくなります。
新鮮な食材を選ぶ、加熱不十分のものは避け、洗浄、加熱をしっかり行いましょう。
【厚生労働省】これからママになるあなたへ食べ物について知っておいてほしいこと(2418KB)
【厚生労働省】家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(825KB)
妊産婦さんにおすすめのおやつ
おやつは第4の食事と考えて、不足しがちなカルシウムやビタミンなどの栄養を補えるものを選びましょう。
妊産婦さんにおすすめ!手作りおやつレシピ(152KB)