生活騒音とは
生活騒音は、日常生活に伴って発生する音であり、特にその音をうるさいと感じる人がいればそれは騒音になります。
誰もがときには被害者に、時には加害者になる可能性があります。
生活騒音に対する規制
すべての生活騒音について、法律や条例による規制基準はありません。生活騒音を法令で規制することは、日常生活に制限を加えることとなるため、一律的な規制はなじみにくいものといえます。
ただし、夜間(22時~翌日6時までの間)においては、埼玉県生活環境保全条例で静穏保持に努めるよう定められています。詳しくはこちら(深夜営業の騒音規制のページへ)。
生活騒音のトラブルを減らすために
法律や条例による規制基準がないため、お互いの配慮や思いやりが重要です。
生活騒音は、日常生活におけるモラルの低下やコミュニケーション不足が原因の大部分を占めています。
音は人によって感じ方が違うものです。自分では気づかないうちに、生活騒音で近隣に迷惑をかけていることがあるかもしれません。日常生活において発生させる音を少しでも小さくする工夫をしましょう。また、やむを得ず大きな音を出す場合には、前もって近所に知らせましょう。
生活騒音の解決に向けて
一人ひとりがモラルや地域のルールを守るように気をつけて、当事者間の話し合いの中で自主的に解決するように努めることが望まれます。騒音を迷惑と感じたら、早めにさりげなく理解を求めてみましょう。言いにくければ、近所の方や、アパート等の場合大家さんに相談してみましょう。
もし苦情を言われたら、感情的にならず誠意をもって話し合いに応ずるようにしましょう。相手の話を謙虚に聞き、相手の立場にたって改善に努めましょう。
日常生活における騒音とその対策
音響機器(テレビ、ラジオ、ピアノ、ステレオなど)
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・早朝や深夜時間帯は、音量を小さくする
・隣家への影響が少ない場所に設置し、向きに注意する
・ヘッドホンやイヤホンを使用する
・二重窓や防音カーテン、じゅうたん等の防音構造をとる
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空調機器(エアコンなど)、掃除機、洗濯機
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・室外機は隣家から離れた場所に設置し、しっかりと固定する
・機器から異音が発生するときは、速やかに修理するなどの対策を行う
・使用時間帯に注意する
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自動車
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・ドアやシャッターの開閉は静かに行う
・不必要なアイドリングは避ける
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生活行動(話し声、子供の走る音など)
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・夜間遅くの話し声には十分注意する
・集合住宅の場合、ドアの開閉は静かに行い、マットなどを敷き、足音を軽減する
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