特定外来生物情報

特定外来生物とは

 もともと日本にいなかった生物で、地域の自然に大きな影響を与える生物を特定外来生物といいます。県内ではアライグマなどの動物やオオキンケイギクなどの植物が確認されています。

 特定外来生物に指定されたものは、栽培、運搬、販売、譲渡及び野外に放つことなどが禁止されています。

 

アライグマ

 ペットとして輸入され飼われていたものが、逃げたり、捨てられたりして国内各地で 野生化しており、農作物への被害や、人家に住みつく等の生活被害が発生しています。詳しくは、埼玉県HPをご確認ください。

 秩父市では、「埼玉県アライグマ防除計画」に基づき、アライグマの捕獲を行っています。

 

クビアカツヤカミキリ

 クビアカツヤカミキリは、サクラ、ウメ、モモ、スモモなどのバラ科樹木の幹などを食い荒らし、木を弱らせたり、枯らしてしまうことがあります。詳しくは、埼玉県HPをご確認ください。

 【秩父市内での目撃情報】

  令和5年7月20日(木)大宮地内羊山公園内         成虫1匹  樹木被害無し

  令和6年6月26日(水)大宮地内聖地公園内市道       成虫1匹  樹木被害有り

  令和6年7月  9日(火)下吉田地内吉田取方総合運動公園内  成虫1匹  樹木被害無し

  ※ クビアカツヤカミキリを発見したら殺虫後、市役所または総合支所までご連絡ください。 

 

オオキンケイギク

オオキンケイギク

  • 多年生植物
  • 高さ30~70cm
  • 花期5月~7月頃
  • 直径5~7cmの橙黄色の頭上花をつける。

 

 

条件付特定外来生物とは

 条件付特定外来生物は、外来生物法に基づき特定外来生物に指定された生物のうち、通常の外来生物の規制の一部を当分の間、適用除外にする生物の通称です。

 

アカミミガメ(ミドリガメ)・アメリカザリガニ

 アカミミガメとアメリカザリガニは、2023年6月1日より条件付特定外来生物に指定されました。

 一般家庭等での飼養等や無償での譲渡し等については、許可なく行うことができますが、販売・頒布を目的とした飼養等や野外への放出等については、通常の特定外来生物と同様の規制がかかります。

 

 

生態系被害防止外来種とは

 幅広く生態系等に被害を及ぼす恐れのある生物を生態系被害防止外来種といいます。

 生態系被害防止外来種は身近な場所に存在している場合があるので注意が必要です。

 (シンテッポウユリ(新鉄砲ユリ、タカサゴユリ)、フランスギク、キショウブ、ニワウルシ等市民の方から情報提供いただいています。)

 詳しくは生態系被害防止外来種リストをご覧ください。以下からダウンロードできます。

生態系被害防止外来種リスト( 4062KB)

 

外来種の影響

 外来種の中には地域の自然環境に大きな影響を与え、在来種によっては、絶滅の危機に瀕しているものもあります。絶滅のおそれのある野生生物は、環境省や地方自治体やNGOがレッドリスト、レッドデータブックとしてまとめています。

 見慣れた野生生物が絶滅の恐れのある生物の場合がありますので、詳しくは環境省ホームページや埼玉県ホームページをご覧ください。

 レッドリスト・レッドデータブック〔環境省〕(外部リンク)

 埼玉県レッドデータブックについて〔埼玉県〕(外部リンク)

 

アメリカオニアザミ

 

アメリカオニアザミ

  • 高さ50~100cm
  • 開花期7~10月
  • 花は淡紅紫色

 ※ 鋭いトゲを持つため安易に触ると危険です。ご注意ください。

 

リンク

日本の外来種対策(環境省)