令和6年3月から適用される公共工事設計労務単価(新労務単価)が国土交通省から示され、令和5年3月の公共工事設計労務単価(旧労務単価)と比較すると、全国平均で5.9パーセントの上昇となりました。国では、建設工事における技能労働者が不足している状況に対し、技能労働者の雇用環境の改善の一環として適正賃金の支払いや医療、年金などの公的保障を実現すべく、新労務単価を決定しているところです。当市における公共工事の受注に際しましても、賃金や法定福利費の適切な支払い、社会保険への加入の徹底をお願いいたします。
1 適切な賃金の支払いについて
本市が発注する建設工事は、新労務単価を適用しております。受注者におかれましては、技能労働者等への適切な賃金水準を確保するという趣旨をご理解いただき、適正な賃金の支払いに特段のご配慮をお願いいたします。また、下請け契約を行う場合についても、適切な価格で契約するとともに、労働者への適正な賃金の支払いを下請業者に要請していただくようお願いいたします。
2 社会保険への加入及び法定福利費の適切な支払いの徹底について
受注者におかれましては、新労務単価が社会保険の本人負担分を含んで積算されていることに鑑み、社会保険への加入および法定福利費の適切な支払いを徹底していただくようお願いいたします。また、下請契約を締結する場合におきましても、国土交通省の示す「社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン」に基づく対応をお願いいたします。
3 建設業フォローアップ相談ダイヤル
国土交通省では、適切な価格での契約、技能労働者への適切な賃金の支払い、社会保険への加入の徹底などの実態を把握するとともに、技能労働者への適切な賃金水準確保のため、「建設業フォローアップ相談ダイヤル」を開設していますのでお知らせします。
電話 0570-004976
受付時間 10時~12時 13時30分~17時
(土日・祝祭日・閉庁日を除く)
関連情報
令和6年3月から適用する公共工事設計労務単価について
社会保険の加入に関する下請指導ガイドライン(国土交通省ホームページ)
建設業フォローアップ相談ダイヤル(国土交通省ホームページ)