外来・救急
外来は内科、循環器内科、消化器内科、外科、整形外科、泌尿器外科、脳神経外科、小児科、麻酔科の9診療科及び専門外来を開設しています。診察室の他に中央処置室や採血室、化学療法室、内視鏡室があり、点滴、採血、注射、輸血、抗癌剤治療、上下部内視鏡等を行っています。また、糖尿病相談(フットケア)での患者様への生活指導等にも力を入れています。
救急医療にも対応しており、緊急度や重要度を的確に判断し、緊急手術や緊急内視鏡にも迅速に対応していけるように、手術室や内視鏡スタッフ、他職種との連携を図り、安全な医療とサービスが提供できるよう日々努力し取り組んでいます。
手術室
現在、整形外科、外科、泌尿器科の3科の手術を行っており、手術件数は年間約400~500件となっています。
整形外科では骨折手術を主に行っています。外科では開腹手術や腹腔鏡手術による悪性腫瘍手術にも対応しています。泌尿器科では経尿道的手術を中心に、悪性腫瘍に対して腎臓や膀胱摘出などの大きな手術にも対応しています。
患者様が安心して、安全に手術を受けられるよう術前には患者様のもとを訪問し、不安を軽減して手術に臨めるよう訪問時の様子などを病棟と連携しながら関わっています。術後訪問では手術に対する患者様の声を聞くことで今後の看護に生かしています。
透析室
透析室は、現在19床のベッド数で月曜日から土曜日に血液透析を行い、月・水・金曜日は午前と午後の2クール、火・木・土曜日は1クール5時間の透析を行ってます。
血液透析は、オンラインHDFが行える体制を整えており、安全で患者様の状態に合わせた質の高い透析に取り組んでいます。
当院は、秩父地域の透析導入病院としての役割を持ち、年間20人前後の新規導入患者を受け入れています。また、手術などで入院治療が必要となった透析患者様の血液透析を行っています。
常時50人前後の患者様が血液透析を受けていますが、そのうち3割が糖尿病起因の慢性腎不全であり、約8割は高齢者です。下肢抹消循環疾患の高リスク患者様がほとんどであり、すべての患者様を対象にフットチェックシートを活用した継続観察を行い、早期発見に努め、重症化予防に積極的に取り組んでます。
そのほか、他部署とも連携を取りながら栄養指導にも関わり、安心した生活が送れるような寄り添ったケアを目指して努力しています。
本館4階病棟
本館4階病棟は、外科・内科混合病棟であり、急性期から手術期、慢性期、終末期と様々な治療経過に携わることができます。幅広い看護の知識や技術が必要となるので、やりがいや喜びも感じることができる病棟です。
患者様に安心して療養生活を送っていただけるように日々努めています。
南館4階病棟
南館4階病棟は、内科病棟として呼吸器、消化器、循環器など幅広い急性期の内科疾患に対して治療を行っています。
入院される患者様の多くは高齢者です。高齢者の内科的疾患の多くは長く付き合っていかなければなりません。患者様やご家族が病気と向き合い、安心して退院後の生活ができるような看護を目指しています。
手術とは違い、内科的疾患や治療は患者様やご家族からすると一見わかりづらいものかと思います。そのような患者様やご家族に寄り添い、安心して治療を受けていただけるよう、スタッフ一同、日々自己研鑽に努めています。
南館3階地域包括ケア病棟
南館3階地域包括ケア病棟は、国の「ときどき入院、ほぼ在宅」という施策のもと、秩父包括ケア病棟として、平成27年1月より開設いたしました。
地域包括ケア病棟は、在宅復帰支援を主機能とし、地域で暮らし続ける皆様を支えることを目的とした病棟です。慢性期、回復期、終末期とさまざまな疾患の患者さんが入院しており、またレスパイト入院や緩和ケアへの取り組みを積極的に行っています。
患者さんとご家族の気持ちに寄り添い、秩父地域の人々が住み慣れた場所で、自分らしい生活を送り続けられるために、地域に根差した看護を提供できるよう、スタッフ一丸となって頑張っています。
管理部門
看護部は、看護部長、副看護部長、退院支援看護師、緩和認定看護師、安全管理者、医療クラーク、地域への派遣看護師等で、「認め合う」「思いあう」「助け合う」という目標のもと、外来業務や病棟業務に加わりながらそれぞれの役割を果たせるよう、日々努力しています。
今後も、各部署のスタッフと良好なコミュニケーションを取りながら、働きやすい、働き続けられる職場を目指していきたいと考えています。