本庁舎・小中学校等27施設でCO2排出量ゼロの「ちちぶRE100電力」を使っています!

 令和元年12月6日、秩父市は2050年までに市内の二酸化炭素(CO2)排出量実質ゼロを目指す「ゼロカーボンシティ」の実現に向けて取り組むことを、埼玉県の自治体で初めて宣言しました。

 この実現に向けた取り組みの一つとして、本庁舎・歴史文化伝承館・秩父宮記念市民会館で、秩父新電力(株)が供給するCO2排出量ゼロの「ちちぶゼロカーボン電力」を導入し、公共施設の脱炭素化を推進してきました。

 そして、令和3年12月からCO2排出量をさらに削減するため、前述の「ゼロカーボン電力」導入施設のほか、各総合支所(吉田・大滝・荒川)・市内の各小中学校21校を加えた全27施設に、秩父新電力(株)が新たに創設した電力プラン「ちちぶRE100(アールイーワンハンドレッド)電力」を導入しました。

 これにより「ちちぶRE100電力」導入施設では、「実質再生可能エネルギー100%の電力」で「電力使用によるCO2排出量ゼロ」を実現します。

 

取り組みによる成果

 

 今回の取り組みにより、令和4年度の「ちちぶRE100電力」導入27施設の電力使用によるCO2排出量は「ゼロ」になり、市公共施設全体のCO2排出量も、令和2年度比で1,700t-CO2(約30%)削減できる見込みです。

 

電力使用によるCO2排出量

  • 「ちちぶRE100電力」導入27施設

 令和2年度実績  約1,300t-CO2

 令和4年度見込み 0t-CO2

  • 市公共施設全体

 令和2年度実績  約5,400t-CO2

 令和4年度見込み 約3,700t-CO2

 

「ちちぶRE100電力」とは

 

 「RE100」とは、「Renewable Energy(リニューワブルエネルギー)100%」の略称で、事業活動で消費するエネルギーを100%再生可能エネルギーで調達することを目標とする、企業による国際的な枠組みのことです。この大企業向けの「RE100」に対し、国内の中小企業向けに再エネ100%の利用を促進する枠組みとして「再エネ100宣言 RE Action」があります。

 このような国内外の動向を踏まえ、秩父新電力(株)では、「RE100」や「RE Action」に取り組む事業者向けとして、実質再生可能エネルギー100%の電力プラン「ちちぶRE100電力」を創設しました。

 

今後の事業展開

 

 市では引き続き、公共施設における脱炭素化を進めるとともに、事業者の皆さんにも脱炭素化が広がるよう各種の施策を講じてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。