現在、温室効果ガスの増加による地球温暖化が原因とされる気温の上昇や大雨の増加といった気候変動の影響が深刻化しています。秩父市でも、2019(令和元)年10月の台風19号による大きな被害が発生し、気候変動の影響も身近に感じるようになってきました。
日本では、地球温暖化対策として2020(令和2)年10月に「2050年までのカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現」を宣言し、2021(令和3)年4月には「2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比で46%削減」することを表明しました。
秩父市では、2019(令和元)年12月に国に先んじて、2050年までに市内の温室効果ガス排出量を実質ゼロにする「ゼロカーボンシティ」の実現に取り組むことを、埼玉県の自治体の中で初めて宣言しています。
「ゼロカーボンシティ」実現のためには、温室効果ガス排出量を削減する必要があり、中でも再生可能エネルギーを最大限に有効活用することが重要です。「秩父市地域脱炭素ビジョン」は、2050年を見据え、地域における再エネポテンシャル及び将来のエネルギー消費量を踏まえた再エネ目標を設定し、目標を実現するための具体的施策を盛り込んで策定しました。
秩父市地域脱炭素ビジョン
秩父市地域脱炭素ビジョン(概要版)(1556KB)
秩父市地域脱炭素ビジョン(全体版)(12400KB)
今後の取り組み
今後、2050年ゼロカーボンシティの実現に向けて、このビジョンに基づき各種事業の推進に取り組みます。
そのためには、再生可能エネルギーの導入促進や地域新電力会社等との連携によるエネルギーの地産地消、市民や事業者の皆さんとともに脱炭素を目指す共通認識の形成など、市民・事業者・行政が一体となって事業を行うことが必要不可欠です。
ぜひ、市の脱炭素施策にご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いいたします。