市役所本庁舎及び市民会館の建設再入札に向けて

  「秩父市役所本庁舎及び秩父宮記念市民会館建設工事」は、平成26年5月の入札不落以降、工事を延期としてきましたが、建設再入札へ向けて準備を進めることとなりました。(平成26年9月30日掲載)

入札不落への対応とその後の状況

 
 入札不落の主な原因については、建設物価の急激な上昇による、実勢価格の高騰が考えられます。それにより、工事発注時点の建設単価を基にした予定価格と入札価格の差が大きくなり、落札に至らなかったものと考えられます。
 建設物価については、専門紙等の情報では、高止まりの状況ではありますが、昨年からの急激な上昇は鈍化するものと予想されます。
 
 工事を延期したことで、市役所本庁舎等建設市民会議、市民ワークショップ、および市民会館ホール等利用団体懇談会をはじめ、市民の皆さまからは、早期建設を望む声として「市役所本庁舎と市民会館は秩父市の将来のために必要」との強いご意見、ご要望をいただきました。また、市議会会派をはじめ、秩父商工会議所からも早期建設に向けた要望・提言をいただきました。

事業費および財政負担について

 
 あらためて、工事費について8月の実勢価格に置き換えて再計算すると、施設機能を損なわない範囲でコスト削減に努めても、工事費を増額せざるを得ない状況となっています。
 ただし、市の財政負担を軽減できるよう、合併特例債の活用額や公共施設整備基金の投入額などについて財源の調整を行い、また、新規の国庫補助事業を組み合わせるなどして、市民負担を増やすことのないよう進めます。

今後について

 
 市民の皆さまからの強いご意見、ご要望を重く受け止めるとともに、建設物価の動向や、来年予定されている消費増税の影響なども考慮し、慎重に検討した結果、建設へ向けては今の時期が最適であるという結論に至りました。
 今後は早急に、建設工事が開始できるよう、再入札に向けて準備を全力で進めていきます。