就任から4ヶ月が経過しました。秩父の暑さが身にしみる毎日です。子どもたちは、夏休みの真最中。部活動で熱中症にならないだろうか、家庭学習にしっかり取り組んでいるだろうか、と案じながら、今後の秩父市教育委員会としての取組を考える毎日です。
さて、マスコミ等を通じて、いじめが原因と思われる小学生の自殺など、悲惨な事件が報道されています。 いじめについては、平成25年9月にいじめ防止対策推進法が施行されて、国、地方自治体、学校を上げて、その防止に取り組まれている最中のことであり、誠に残念でなりません。
「いじめは人間として絶対に許されない」という意識を、子どもたち、保護者や地域の皆様、学校の教職員、社会全体で共有することが大切です。その一方で、いじめは、どの子どもにも、どの学校においても起こりうるということを、十分認識しておく必要があります。
秩父市では、いじめを決して許さない学校づくりを進めるとともに、子どもたちが発する小さなサインを見逃すことなく感覚を敏感にして子どもたちと向きあうこと、併せて、保護者との情報共有および共通理解を図ることについて、校長がリーダーシップを発揮して、組織として取り組むよう、7月の校長会において徹底しました。
一学期中も様々なことがありましたが、保護者の皆様、地域の皆様に支えられて、無事に夏休みを迎えることができました。夏休み中も、子どもたちが無事に楽しく、生活習慣、学習習慣を守りながら過ごすことができるよう、保護者の皆様、地域の皆様に心よりお願い申し上げます。
また、教職員には、自らの日々の教育実践についてじっくり時間をかけて考え、見直す機会をもつとともに、研修による指導力の更なる向上や日頃なかなか時間のとれない仕事に取り組み、2学期が円滑にスタートできるよう準備をしていただきたいと思います。
2学期、秩父市の学校に、子どもたちの明るい声が響き渡るよう祈りつつ、教育委員会としてもしっかり職務に取り組みます。