平成28年度教育長からのメッセージ

平成28年度新谷教育長のメッセージ

2016年7月13日 学校を地域の誇りに

7月も半ば、間もなく夏休み。1学期間の校長先生はじめ教職員の皆さんの日々のご尽力、保護者、地域の皆さんのご支援、ご協力に改めて御礼申し上げます。引き続き、安全・安心な学校づくりに、秩父市を挙げて取り組んでまいります。

さて、現在、埼玉県教育委員会の先生方と一緒に学校訪問を行っています。昨年も全ての学校を複数回訪問し、校長先生の学校経営方針を伺ったり、授業の様子を拝見したりしました。本年も現場主義で、子どもたちが学ぶ様子をしっかりと見たいと思います。
 先日、内閣官房の教育再生実行会議担当室長である藤原内閣審議官が文部科学省の初中教育担当者と共に秩父市を訪問され、西小学校、大田中学校、大田小学校を視察されました。教育再生実行会議は安倍総理直轄の会議として平成25年に設置され、いじめ防止対策の第1次提言以降、今日まで9次にわたる提言を出しています。政府はこれらの提言に基づき、いじめ防止対策推進法の制定、新教育委員会制度、義務教育学校など法改正を伴う制度改正を次々に実行しています。藤原内閣審議官は、その事務方の責任者です。学校訪問の感想として、秩父市の子どもたちの素直さ、先生方の熱心さ、校長の学校経営方針、どれも素晴らしいとの評価をいただきました。同行された文部科学省初中企画課壹貫田課長補佐からは、「子供たちの素敵な笑顔、学校の先生がたの子供たちに向き合う真摯な姿、豊かな自然、歴史と伝統に彩られた秩父市、どれも深く私の心に刻まれました」と書かれたお礼のメールをいただきました。これは、私が昨年、秩父市に着任し学校を訪問した時の感想とまったく同じです。本当に嬉しく思います。
 秩父市の学校の良さは、これに加え、保護者、地域の皆さんの学校への協力が素晴らしいことです。先日も、下校時に小学校を訪問すると、地域の方が低学年の下校の列に付き添っていただいていました。教頭先生によると、お願いしたのではなく、自主的に付き添っていただいているそうです。本当にありがとうございます。

今後、コミュニティ・スクールとして学校と地域の垣根をもっと低くして、「何よりも子どもたちのため」という共通の目標の下、秩父市の学校を更に良くし、地域の誇りとなる学校づくりを進めたいと思います。

2016年7月13日

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