平成29年、明けましておめでとうございます。旧年中は、大変お世話になりました。本年も、どうぞよろしくお願い申し上げます。
新教育委員会制度がスタートした平成27年4月に教育長に就任し、1年9か月が経過しました。この間、市長が主宰する総合教育会議での議論も踏まえ、教育委員会の機能強化、学力向上の取組、ICT活用・英語教育の充実など新たな課題への取組に、予算の裏付けも確保しながら着手しました。また、本年4月からのコミュニティ・スクールの導入も決めました。
国においては、昨年末、次期学習指導要領の改訂に関する中央教育審議会の答申が公表されました。現在、学校教育を受けている子どもたちが社会で活躍する2030年の社会、更にその先の豊かな未来を見据え、予測することが難しい様々な変化に対応する力を育成するため、「主体的・対話的で深い学び(アクティブ・ラーニング)」の実現、英語教育の充実、ICTの活用推進などを内容とする、様々な改訂が進められます。
また、同じく昨年末に閣議決定された平成29年度予算政府原案においても、次世代の学校・地域創生プランの推進として、通級による指導の充実、外国人児童生徒への対応など、新たな教育課題に対応するための教職員定数の改善の他、学校現場における業務改善に係る事業、コミュニティ・スクール導入推進のための事業などが盛り込まれています。
この1年、このような国の動向も踏まえ、秩父の教育の良さも活かしながら、時代の変化に対応し、子どもたちの豊かな未来を見据えた教育の推進に取り組みます。