「熟議」とは?
コミュニティ・スクールの活動を進めていくためには、学校・保護者・地域の皆様が共通の認識や課題(ビジョン)を持つことが大切です。そのための有効な手段が「熟議」です。コミュニティ・スクールを導入した学校・地域では、「熟議」を深めるために、ワークショップ形式で話し合いを行うなどの様々な手法を取り入れています。
「熟議」とは、多くの当事者が「熟慮」と「議論」を重ねながら、共通認識・課題解決をしていくことです。
具体的には、
(1)多くの当事者(学校・保護者・地域の皆様)が集まって
(2)課題について学習・熟慮し、議論をすることにより
(3)互いの立場や果たすべき役割への理解が深まるとともに
(4)解決策が洗練され
(5)個々人が納得して自分の役割を果たすようになる
という、話し合いのプロセスです。
期待される効果
(1)様々な立場の人が当事者意識をもちながらお互いの立場を尊重し、理解を深めることができる。
⇒ 相互理解
(2)学校の抱えている課題についての認識が共有され、課題解決を促進することができる。
⇒ 課題の共有
(3)少人数のグループの中で、自分の思いを語り、相手の思いを理解することで、高い満足感が得られる。
⇒ 自己肯定感
(4)自分は何ができるかを真剣に考え、自らの役割を確認するようになる。
⇒ 役割の明確化