新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、3月3日から3月26日までの間、小・中学校の臨時休業を実施しました。突然の臨時休業の知らせは学校現場に動揺を与えましたが、どの学校も、校長を中心に学校の底力をみせてくれました。
私立・公立の学童保育室、ふれあい学校の指導員の先生方の対応も見事でした。午前中からの急な児童の受け入れに対しても、しっかりとした感染対策を施し、受け入れに応じていただきました。保護者の皆様にも、クラスター(集団感染)防止のため、通常よりも少ない児童の受け入れに協力していただいたことに感謝申し上げます。
日本でも、新型コロナウイルス感染症は収束の兆しを見せていません。私たち一人ひとりが感染症対策を根気強く行い、一日も早く事態が収束することを願います。
【尾田蒔小学校 学童保育室】
日本の学校は、年度の節目に卒業式や入学式などの大切な行事を行い、子どもたちの成長を祝ってきました。今年は、その様相が新型コロナウイルスの影響で大きく様変わりしました。
秩父市内においても感染者が確認されたことから、中学校の卒業式は、卒業生と教職員だけで執り行いました。急な対応だけに、生徒に動揺が広がるのではないかと心配していましたが、どの中学校も昨年度に劣らない立派な卒業式になりました。また、教職員の卒業式に向けての意気込みにも素晴らしいものがありました。心の込もったあたたかい卒業式で生徒たちを送り出したいという気持ちが強く伝わってきました。
【大田中学校卒業式】
【秩父第二中学校卒業式】
小学校の卒業式は、保護者の参加を各家庭1名に限定し執り行いました。例年のように練習する時間を確保することはできませんでしたが、どの学校も、中学校と同様に素晴らしい卒業式となりました。
心から卒業生の皆さんの前途をお祝いしたいと思います。
【秩父第一小学校卒業式】
【荒川東小学校卒業式】
2020年は「教育改革の年」と言われ、英語教育、プログラミング教育等が本格的に実施されます。新型コロナウイルス感染症に負けることなく、子どもたちの歓声が響く学校を取り戻すために、教育委員会としても各学校を支援していきたいと考えています。