秩父市教育委員会では、平成30年度より全小中学校(小学校13校、中学校8校)で、コミュニティ・スクール制度を導入しています。秩父市においても少子高齢化が進み、児童生徒数の減少傾向が続いています。こうした状況のなか、学校を核とした地域づくりは喫緊の課題となっており、コミュニティ・スクール制度を導入する一つのきっかけとなっています。
コミュニティ・スクール制度の一つに、「地域学校協働活動」があります。「地域学校協働活動」については、次のように定義されています。
“地域の高齢者、成人、学生、保護者、PTA、NPO、民間企業、団体・機関等の幅広い地域住民等の参画を得て、地域全体で子どもたちの学びや成長を支えるとともに、「学校を核とした地域づくり」を目指して、地域と学校が相互にパートナーとして連携・協働して行う様々な活動”
学校と地域でつくる学びの未来
http://manabi-mirai.mext.go.jp
4月、5月は、地域の祭りが行われます。地域の高齢化が進み、伝統文化としての神楽や獅子舞などの継承が、秩父地域では課題の一つになっています。こうした伝統文化の継承のために、「地域学校協働活動」を実践している学校を数回にわたり紹介していきます。
【久那の獅子舞 久那小学校4年生】
【黒谷の獅子舞 原谷小学校有志・地元高校生】
4月12日(木)には埼玉県学力学習状況調査、4月17日(火)には全国学力学習状況調査が実施されました。学力の向上のためには、学校と家庭が協力し合い、子どもの学習習慣を身につけさせていくことが重要です。秩父の子どもたちは伸びる力をもっています。その力を引き出していくのが、学校、家庭、地域の役割だと思います。教育委員会も各学校の学力向上の取り組みを支援していきたいと思います。