教員の働き方改革が話題になっています。教員が明るく元気に子どもたちに接することで、子どもたちの心の安定が図られ、落ち着いた学校生活を送ることができます。
今回の教育長メッセージでは、教員の働き方改革の取り組みを紹介していきたいと思います。
~校務支援システムの導入~
今年度2学期から、市内の全小中学校で、通信簿、指導要録などの電子化を開始しました。学期末や学年末の成績処理、事務処理の効率化を図り、教員の事務負担を軽減させることを目的としています。
校務支援システムの導入に向けては、昨年度検討委員会を立ち上げ、導入に向けての議論を重ねてきました。また、2学期からの運用開始に向けて、教職員を対象とした研修会も開催しました。
【校務支援システム導入教職員研修会】
~中学校の部活動方針の策定~
スポーツ庁が平成30年3月にまとめた、「運動部活動の在り方に関する総合的なガイドライン」を参考に、「秩父市部活動の在り方検討委員会」での議論をふまえ、「秩父市部活動の方針」を定めました。部活動の教育的な意義は大きなものがあると思いますが、生徒の心身の健康状態を考え、また、教員の負担軽減を考慮し定めた方針です。保護者の皆様にはご理解、ご協力をお願いします。
~夏季休業期間中の学校閉庁日の設定~
今年度、学校の夏季休業期間中の8月13日から16日までの4日間を学校閉庁日としました。この期間は、電話や来校者が比較的少なくなる期間であるため、対外的な業務を行う日直を置かないこととしました。日中の緊急の対応は秩父市教育委員会で行い、必要時には学校長と連絡を取れる体制を整えました。
最後に、ISS(インターナショナルセーフスクール)の取り組みを紹介します。
秩父市では、市の施策のひとつとして、SC(セーフコミュニティ)の取り組みを推進しています。「安全・安心なまちづくり」のため、様々なデータに基づき、これまでの地域の活動や取り組みを大切にしながら、活動を展開しています。
秩父市教育委員会では、SCの学校版であるISS(インターナショナルセーフスクール)を、秩父第二中学校、花の木小学校、南小学校の3校で推進しています。この3校は、平成27年11月に国際認証を取得してから3年が経過し、平成30年11月の再認証に向けて取り組みを進めています。
8月8日、日本セーフコミュニティ推進機構の白石陽子先生による3校の学校訪問がありました。3校とも、再認証に向けて着々と準備を進めています。
【花の木小学校訪問】
【秩父第二中学校訪問】