秩父市立幼・小・中学校では、9月から10月にかけて、熱中症対策、新型コロナウイルス感染症対策を講じ、保護者参観の下、運動会・体育祭が無事に終わりました。今年の9月は、台風シーズンの到来による降雨が多く、また、3密を避けながら、限られた時間の中で練習や準備を行いました。それぞれの学校の幼児・児童・生徒にとっては、かけがえのない行事であり、感動的な素晴らしい運動会・体育祭になったことと思います。各学校の最高学年の児童・生徒の皆さんには、最上級生として各学校のリーダーとなり、その役割を十分果たしたことと思います。そして、下級生は、先輩が一生懸命取り組んできたよき伝統を、さらに発展させながら自分たちの時代へ引き継いでください。
新型コロナウイルス感染症は、市内の8月から9月も新規感染者は多く確認され、運動会や体育祭に参加できなかった人もいたのではないかと思います。2学期は、運動会や体育祭のほかにも活躍の場面がたくさんありますので、目標をもって様々な活動に挑戦し、大きく成長することを願っています。
児童・生徒の皆さん、10月を迎え、今年度も折り返し地点を過ぎました。「秋の日はつるべ落とし」と言われるように、夕方太陽が沈んでから暗くなるまでの時間が、日に日に早くなります。秋の深まりとともに、朝晩の気温も下がり、体調を崩しやすい季節にもなります。健康管理には、十分注意してほしいと思います。
そして、早いもので、小学校6年生と中学校3年生は、半年後にはそれぞれの学校を卒業していることと思います。新たな進路先で、新たな生活や出会いの中で、様々な挑戦がスタートしていることと思います。小学校6年生の皆さんには、残りの半年間で、さらに学校生活を充実させ、最上級生としての誇りをもって、小学校を卒業し、中学校へ進学してほしいと思います。中学校3年生の皆さんは、義務教育最終学年として、多くの選択肢の中から、進路を選ばなければなりません。将来の夢の実現のために、進学か、就職か、専門学校等か、行けるところから「行きたいところ」を選択し、自己の成長を信じ、多少の困難でも乗り越えられるよう努力してほしいと思います。野球選手のイチローの言葉を紹介します。
夢をつかむことというのは一気にはできません。小さなことを積み重ねることで、いつの日か信じられ
ないような力を出せるようになっていきます。 イチロー
秋から冬は、夜の時間が長くなります。家庭での生活が長くなりますが、限られた時間を計画的に過ごし、目標をもって充実させるとともに、日々の生活を大切にしてほしいと思います。
そして、2学期は、夏から冬までの長い期間であり、実り・収穫の秋、食欲の秋、読書の秋などと言われます。各学校では、様々な活動・行事等が計画され、児童・生徒の皆さんの成長を期待しています。一人一人の活動の成果を発表したり、取組の成果が求められる学期でもあります。毎時間の授業を大切にし、主体的に学習に取り組むとともに、家庭学習の充実も図ってほしいと思います。 また、市立秩父図書館では、既にいただいた人もいると思いますが、今年も小学校1年生を対象にした本のプレゼント、小学校2年生から6年生は、学校から配布された申し込みによる本のプレゼントがありますので、好きな本をいただいてください。家にある本や図書室から借りた本など、読みたい本を選び、秋の夜長を読書の時間に費やしてほしいと思います。
保護者の皆様へお願いです。
保護者の皆様には、日頃から学校教育活動へのご理解とご協力に感謝申し上げます。引き続き、よろしくお願いします。
最近、幼児や小学生が、親が眼を離したちょっとした時間に家を出て、行方不明になってしまう事案がテレビ等で報道されています。特に、小さい子供さんをお持ちの保護者の方は、住み慣れた場所であっても子供さんの安全確保には、十分ご留意いただき、健やかな成長を心よりお祈りいたします。
また、夕暮れが早くなってきましたので、下校時の交通事故等にも十分気を付けるよう、各ご家庭でもご指導いただきますようお願いいたします。そして、新型コロナウイルス感染症は、9月も多くの児童・生徒の新規感染が確認されました。各ご家庭では、十分な感染対策を講じていることと思いますが、引き続き感染対策の徹底について、ご協力をお願いいたします。
多くの方が目にされているかと思いますが、秩父神社本殿には、薗田宮司様の唱えた「親の心得」が掲げてあります。この4訓は、赤ちゃんから大人になるまでの子育てのポイントが、次のように表されていますので、ご紹介します。
赤子には肌を離すな
幼児には手を離すな
子供には眼を離すな
若者には心を離すな
秩父神社本殿の親の心得