5月を迎え、新緑の美しい季節となりました。保護者・地域の皆様には、日頃から児童・生徒を見守っていただき、各学校の新学期は、順調にスタートできたことと思います。心より、深く感謝申し上げます。
また、4月の秩父市内における新型コロナウイルス感染症の状況は、644名の市民の方が感染確認され、その内小学生は93名、中学生は36名でした。児童・生徒の症状は、発熱、喉の違和感等が多く、幸いにして重症化せず、2~3日で解熱し、回復しているようでした。多くの小・中学生の感染が確認されたことにより、7校で学年や学級閉鎖となりました。このような状況の中、保護者やご家族の皆様には、感染拡大防止に努め、制限された家庭内での生活にご協力をいただき、ありがとうございました。引き続き、新型コロナウイルス感染症への、基本的な感染対策の徹底をお願いいたします。
さて、学校によっては、4月の土曜授業の振替休業日を含め、6連休や7連休となったゴールデンウィークも終わり、様々な教育活動も本格的に稼働する時季となりました。児童・生徒の皆さんは、新しい学年・学級となって1か月が経ちました。コロナ禍ではありますが、新たな出会いにより、友達と協力して活動することにより、友達の良さを見つけたり、自己を振り返って自分の良さも再発見する機会もあったのではないかと思います。皆さんには、さらによりよい成長のために、様々な活動に自信を持って、また、目標に向かって取り組んでいこうと意欲を高め、一生懸命に取り組んでいるのではないかと思います。
特に、5月後半には、中学校の通信陸上競技大会予選会が、5月から6月には、各小・中学校の修学旅行、林間学校、校外行事等、学校を離れて行われる大きな行事が計画されています。それぞれの行事には、発達段階に応じた目的があり、その目的が達成できるよう、事前学習や当日を含めた事後学習が行われます。これらの活動は、主に集団活動に重きを置き、仲間と協力して取り組むことによって、望ましい人間関係の形成を目指すとともに、かけがえのない時間を共有し、お互いの成長や連帯感、思いやりや感謝の気持ち、絆の深まりや思い出づくり等、今後の人生の糧にもなることと思います。
こうした行事は、どの学校も行われますが、得意な人もいれば、苦手な人もいると思います。しかし、行事の目的は、同じです。その目的にどこまで近づくか、達成できるかは、人によって異なります。得意な人は、より積極的に参加し、苦手だと思う人は、自分の到達点を決めて、到達できるよう努力し、少しずつ苦手意識をなくしてほしいと思います。まずは、参加することから始まります。
児童・生徒の皆さんには、毎日の授業を大切にし、「わかったこと」、「できること」を増やし、友達と仲良く、「あたたかいことば」が多く、「いじめ」のない、安心して勉強できる学校生活を送ってほしいと思います。そして、一人でも多くの皆さんが、修学旅行や校外学習に主体的に参加し、集団ルールや公衆マナーを守り、貴重な経験をたくさん積んでほしいと強く願っています。保護者の皆様には、お子さんの参加について、ご理解とご協力をお願いします。
保護者・地域の皆様、令和4年度の秩父市教育計画をご参照いただき、ご理解とご協力をお願いいたします。
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