今年の夏休みは、新型コロナウイルス感染症と暑さ対策に時間を費やし、保護者や地域の皆様のご協力により、児童・生徒は、安全に過ごすことができ、休みも残りわずかとなりました。皆様方には、児童・生徒を温かく見守っていただき、深く感謝いたします。
秩父市においても、第7波といわれる新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、7月の1カ月は1,595名の方々の新規感染が判明し、その内の児童・生徒は199名でした。7月最後の1週間は、80名を超える児童・生徒の新規感染が判明し、今までにない感染者数でありました。その後8月に入り、新規感染者は、緩やかに減少していくのではないかと期待しているところです。
さて、児童・生徒の皆さん、有意義な夏休みを過ごしているでしょうか。「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」ということわざがありますが、楽しみにしていた夏休みも残り少なくなり、月日の経つのが早く感じている人が多いのではないかと思います。夏休み中は、多くの時間を自分自身の時間に費やせたと思います。夏休み中の計画を立てるときには、進んで読書に励み、計画的に家庭学習や宿題に取り組んだり、普段できないことに挑戦してみたい、部活動で技能の向上を図りたいなど、たくさんのことに挑戦しようと考えていたことと思います。それらのことは、今、どのように進んでいるでしょうか。計画倒れになっていることはないでしょうか。まだ、夏休みの残りは、1週間以上もあります。計画どおりに進んでいる人は、達成感を味わい、自信をもち、さらに自己を磨く努力や新たなことへ挑戦してみてください。計画どおりに進んでいない人は、後回しや先送りにしていませんか。残りの時間を大切にして、計画が100%達成できるよう粘り強く、努力してほしいと思います。自分一人では難しいことがあったら、遠慮せずに家族の人や友達、先生方に相談してみてください。きっと、解決の糸口を見つけることができると思います。
また、コロナ禍ではありますが、運動不足にはなっていませんか。猛暑続きではありますが、運動不足を感じる人は、感染対策を行いながら、涼しい時間に短時間でも体を動かし、体力づくりに取り組んでみてください。そして、毎日の生活は、学校に通っていた時と同じように、規則正しい生活を心掛け、睡眠時間を確保し、食事もバランスよく取っていますか。2学期がまもなく始まりますが、生活リズムが乱れていることがないようにしましょう。夏休みを終えるにあたり、一生懸命に取り組んだことには自分をほめ、もう一歩だったことには、どのように取り組めばさらに良かったのか振り返るなど、夏休みのまとめをして、2学期スタートの準備をしてください。今年の夏休みを通して、児童・生徒の皆さんが、様々な体験から心身ともに大きく成長していることを期待しています。
保護者の皆様、家庭での生活が中心であった子供たちの夏休みも、残りわずかとなりました。お子さんにとって、2学期が不安なく、順調にスタートできるようご協力をお願いします。夏休み中を通して、何か心配なことがありましたら、早めに学校の先生や教育相談室等へ相談してください。お子さんにとって2学期は、1学期や夏休みの学習や体験を活かして、新たな目標を抱き、明るく、元気な姿でスタートできるよう願っています。ご家庭でご指導いただきますようお願いいたします。
2022年8月15日