上平の廻し念仏

市指定無形民俗文化財
昭和63年12月8日指定

上平の廻し念仏うえだいら  まわ  ねんぶつ 

所在地:秩父市荒川贄川546番地
保持団体:上平区


 念仏講は百万遍念仏を唱えながら、大数珠を百度繰り廻す行事で、上平の廻し念仏は、江戸時代に始まり、祖霊供養の信仰として毎年春秋の彼岸に行われている。
 この念仏は、上平耕地山裾の薬師堂で、耕地の女衆(おんなし)によって行われるもので、長老の女衆を中央に、それを囲んで輪をつくり、鉦を叩きながら「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えながら、数珠を廻す。
※公開日:春・秋彼岸の中日頃
上平の廻し念仏