12月を迎え、令和5年も残りわずかとなりました。今年の秋は、秩父市内をはじめ秩父地域もインフルエンザに
感染した人が多く、11月も市内の小・中学校は学級閉鎖等の措置を行いました。朝晩の冷え込みも徐々に増してき
ており、空気も乾燥し、インフルエンザの感染拡大が心配されるところです。各学校においては、今後も基本的な
感染対策を行っていただき、2学期のまとめを行うとともに、各ご家庭においても、免疫力を高めるよう睡眠・栄
養・適度な運動などに心掛け、基本的な生活習慣・食習慣の確立に努めていただき、感染防止をお願いします。
先日、歴史文化伝承館において、第43回秩父市青少年健全育成推進大会が開催されました。この大会では、青少
年育成特別功労者や青少年育成功労者など、青少年の育成に功労のあった方々や他の模範となって取り組まれた青
少年へ、会長である北堀市長及び秩父警察署長より感謝状の贈呈や表彰状が授与されました。また、小・中学生を
対象とした「未来を担う私たちの主張(青少年の主張)」作文コンクール入選者の表彰と代表者による作文の朗読
も行われました。作文発表していただいた最優秀賞、優秀賞を受賞した6名の児童・生徒の皆さんは、身近なこと
や日本・世界の現状を理解し、今後の自分自身がどのように考え、行動すべきかを的確に表現された、大変素晴ら
しい作文でした。受賞された皆様には、心よりお祝いを申し上げます。当日は、土曜日のご多用の中、多くの方々
にご参加いただき、ありがとうございました。今後も、秩父市内の青少年が、心豊かにたくましく成長することを
願っています。
児童・生徒の皆さんへ
12月3日は、「秩父市伝統文化に親しむ日」です。
今年は、土・日曜日の開催となった秩父神社例大祭、秩父夜祭は、文化財として価値ある埼玉県指定有形文化財
である秩父神社社殿、国指定有形民俗文化財の「秩父祭屋台6基(2基の笠鉾・4基の屋台)」、国指定無形民俗文
化財の「秩父祭の屋台行事と神楽」【ユネスコ文化遺産にも登録】、国選択無形民俗文化財「秩父神社神楽」な
ど、祭でないと見ることのできない貴重な文化財に、直接目で触れる機会が得られます。また、インターネットや
書物でも確認することができると思いますので、この機会にたくさんの伝統文化について、保護者や家族の人とと
もに学び、親しんでいただきたいと思います。今年は、秩父市内外から大勢の人が、祭に訪れると思います。祭に
出かける際には、学校からも指導されていると思いますが、きまりを守り、保護者や家族の人との約束を守って、
事故にあわず安全で楽しい祭にしてください。
そして、児童・生徒の皆さんの中には、日頃から地域での活動に参加しており、笠鉾や屋台に乗って「秩父屋台
囃子」の太鼓や笛などで活躍する人、曳踊りで活躍する人、山車を綱で曳く人など、祭に直接携わる人も多いかと
思います。皆さんの活躍をお祈りするとともに、指導者や町会の方々の指導により、祭を盛り上げ、安全で無事に
役割が果たせるよう願っています。