令和5年度も折り返し地点を過ぎ、後半を迎えました。1か月前は、猛暑だったことを忘れてしまうほど、朝晩は
半そでの服では寒いくらいに季節は秋へと向かっています。児童・生徒の皆さんは、今年の夏の暑さに耐えながら
様々な活動に努力し、学習意欲の向上、体力の向上、学力の向上や精神的にも大きく成長できたことと思います。
自己を振り返り、これらの頑張りを自信につなげ、2学期に行われるたくさんの授業や行事等をとおして、自己の
持っている無限の力を伸ばし続けてほしいと思います。他の人との比較ではなく、昨日より今日、今日より明日
と、成長していけるよう努力してほしいと思います。成長するためには、素直な気持ちや感謝の気持ちをもって、
取り組んでいくことが大切です。人との関わりや触れ合いのなかで、教えてもらったり、自分で学んだり、一緒
に学んだりしながら力になります。日々の取り組み状況を常に振り返り、身に付いたことを実感しながら、自己
をどこまで伸ばせるか、挑戦し続けるスイッチを、自ら押してほしいと願っています。
さて、児童・生徒の皆さん、4月、5月に行われた小6と中3の全国学力・学習状況調査、小4から中3までの埼玉
県学力・学習状況調査の結果が、個票としてすでに戻っていることと思います。調査結果の内容を確認し、どんな
分野が得意で、苦手な分野があるのか、良かった点はさらに自信につなげ、自己の課題は解決できるよう自主的に
取り組んでほしいと思います。保護者の皆様には、お子さんと一緒に結果票を参考に、今後の学習のポイントや継
続的な家庭学習の習慣づくりにご協力をいただきますようお願い申し上げます。
2学期は、長い学期といわれますが、秋の深まりとともにたくさんの行事等により、あっという間に過ぎてしま
うものです。下校時は、夕暮れも早まるとともに、朝晩の冷え込みも深まっていきます。そして、夜が長くなりま
すので、家族そろっての団らんや読書に親しむことも大変有意義な時間になることと思います。読書は、たくさん
の文章を読むことにより、漢字に強くなり、思考力や想像力、確かな知識が身に付きますので、この時期に読書の
習慣がない人は、短い時間でも習慣となるよう努力してみてください。
また、学力向上を図るためには、忘れ物をしない、宿題があれば必ずやっておく、授業には集中して、主体的に
取り組んでいくことが求められます。そして、より授業がわかるようになるためには、いうまでもなく家庭学習
(予習・復習)も必要です。授業で覚えたことを忘れないための復習、次の学習内容が分かることと、分からない
ことを確認して授業に臨むための予習も大切です。時間がない場合は、教科書を読んでおくだけでも効果は、大き
いと思います。
さらには、朝からの活動力を高めるためには、睡眠を充実させ、朝食を摂ることも大切です。睡眠や朝食を食べ
ることについては、今までもたくさんの啓発資料やリーフレットが発行されていますが、このたび教育委員会で
は、「早寝 早起き 朝ごはん」について、リーフレットを作成しました。各学校のホームページにも掲載してま
すので、閲覧していただき、基本的な生活習慣やバランスの取れた食習慣の確立に活用していただきたいと思いま
す。
「早寝 早起き 朝ごはん」へ