今年は猛暑が続いた後の台風10号の襲来と天候不順な夏休みでしたが、子どもたちは事故も無く、元気に過ごすことができたのではないかと思います。
9月の教育長メッセージでは、夏休みに開催された子どもたちを対象とした体験講座の様子、また、2020年の英語教育の改革に向けて研修に励んだ教師たちを紹介したいと思います。
~理科おもしろ実験教室~
8月3日、今年も埼玉大学教育学部 松岡圭介先生、松岡研究室で学ぶ学生の皆さんにご協力いただき、小学校3~6年生を対象に、「理科おもしろ実験教室」を開催することができました。
今回も応募者が多く、84名の子どもたちが参加しました。学生の皆さんの指導のもと、子どもたちは目を輝かせて実験に取り組んでいました。
~小学生と高校生のふれあい体験~
秩父農工科学高校に全面的なご支援をいただき、夏休みの連携事業として、今年もふれあい体験事業を実施しました。この事業は毎年好評で、たくさんの応募があります。
参加した子どもたちは、高校生と一緒に夢中で体験学習を行っていました。秩父農工科学高校の先生方、生徒の皆さんに心から感謝します。
【森林科学科:しじゅうからの巣箱をつくろう】
【機械システム科:モデルロケットの製作】
~小学校外国語活動担当教員集中研修会~
2020年の英語教育の改革により、小学校中学年(3~4年生)で学ぶ英語は年35時間の「外国語活動」、高学年(5~6年生)で学ぶ英語は教科として年70時間の「英語」として位置づけられます。
小学校英語の教科化に伴い、今年度から小学校教員の免許を取得するためには、英語指導に関する単位取得が必要となります。
現職の小学校教員の多くは、教職課程で英語の指導方法を学んでこなかった現実があります。そこで、秩父市教育委員会では、小学校の教員を対象として、夏季休業日中に2日間の日程で「小学校外国語活動担当教員集中研修会」を実施しました。講義・演習・ALTとの会話練習、模擬授業など、様々な活動を行いました。2020年の小学校英語の教科化に向け、どの教員も熱心に研修に参加していました。
【小学校外国語活動担当教員集中研修会一日目】
【小学校外国語活動担当教員集中研修会二日目】
この夏、子どもたちは、様々な経験や体験を積み重ね、一段とたくましく成長したことと思います。
季節はいつの間にか、夏から秋へと移り変わりました。ある雑誌に「○○の秋」といえば何を思いつきますか?と、大学生を対象としたアンケートの結果が掲載されていました。
第一位 食欲の秋
第二位 読書の秋
第三位 スポーツの秋
第四位 睡眠の秋
第五位 芸術の秋
過ごしやすいこの季節、子どもたちが、何かに夢中になって挑戦する「チャレンジの秋」になることを願い、9月のメッセージを送ります。