所在地:秩父市阿保町3795番地1先ほか
所有者:秩父市
旧秩父橋(二代目の秩父橋)は、昭和6年5月に竣工した鉄筋コンクリート造りの三連アーチ橋で、橋長134.6m、幅員6m、現在は橋上公園として利用されている。県内では初期の大型コンクリートアーチ橋で、貴重な近代化遺産の遺構である。
また、初代秩父橋は明治18年に架設され、我国でも最も古い時代のトラス橋に属している。現在は橋脚2基、親柱2本だけが残っているが、明治期の築造技術の粋を集めた橋梁技術史のうえからも貴重な構築物といえる。親柱に明治18年12月築造銘があり、橋脚は小鹿野町産の岩殿沢石を使った切石積構造となっている。