公共交通ネットワーク(地域公共交通計画)との連携について
秩父市においては、約6万人(2020年12月推計人口)の人口が、2040年には4万5千人程度に減少することが予測されています。中心市街地においては空洞化やーナツ化現象、山間部においては過疎化がさらに進む中、生活水準を守りつつ私たちの「豊かな」まちを実現するために、今後どのようなまちづくりを進めていけばよいのでしょうか?
その問いに対する一つのアプローチである「コンパクトシティ」形成に対する取り組みにおいては、 居住を公共交通沿線や日常生活の拠点に緩やかに誘導し、 居住と生活サービス施設との距離を短縮することにより、市民の生活利便性を向上を図ることとしています。
コンパクト+ネットワークとは?(国土交通省リンク)
しかし、秩父地域には広大な国土とともに悠久の歴史を持つ文化がそこかしこに存在し、これらを守り伝えていかなければなりません。
そこで、秩父市都市計画マスタープラン・立地適正化計画が目的とする「秩父版コンパクト+ネットワーク社会」の形成にあっては、これらの文化を観光資源化するなど「豊かさ」に変える取り組みを進めながら、中心市街地や支所・公民館周辺など地域の拠点に居住や都市機能を誘導することによって拠点を中心とした地域の暮らしや文化を守り、不足する機能を自治体間を超えて公共交通ネットワークで補完し支え合う社会の形成をめざします。
秩父市においては、この「コンパクト」を補完する公共交通「ネットワーク」の形成について、令和3年度に「地域公共交通計画」として検討し、あらためて皆様のご意見を伺う予定です。