「秩父山地の二ホンオオカミ標本 毛皮標本」が、令和7年3月14日に県の天然記念物に新指定されました
県によれば、二ホンオオカミの標本は数が非常に少なく、その中で秩父地域周辺には毛皮標本や頭骨標本(個人蔵)が複数残されているそうです。
これらの標本は魔除けとして利用され、秩父地域の風習を伝える民俗資料であるとともに、オオカミを祀る三峯神社に代表されるように人々とオオカミとの結びつきを示す資料でもあります。
比較的狭い範囲にまとまった数の標本が残されており、絶滅種二ホンオオカミの形態や生態、遺伝情報等の研究が進められる上でも学術上重要な資料であるとのことです。
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