市長あいさつ

清野市長

市長あいさつ

 多くの皆さまのご支援をいただき、この度、秩父市長に就任させていただきました。
 私はこの秩父が大好きです。先人たちが、自然と風土と折り合いをつけながら、自らの持っているものを出し合って暮らしを紡ぎ、まちをつくりあげてきた「わかちあい」の精神が根ざす郷土・秩父の地を、私たちの子や孫、さらに続く子孫に対し、誇り高く手渡していくため働かせていただきます。「個性ある地域の力を活かして、わかちあいの秩父をつくる」を理念として、皆さまの生命と財産を守りきります。こども・若者・女性を応援します。シニア世代の暮らしを支えます。しなやかな社会を秩父からつくります。先輩たちの意志を継ぎ、秩父を進化させます。
 スピードと実行力で、このまちの未来を切り開いていきます。秩父地域が今まで進めてきた広域行政を、さらに推し進め、行政の無駄を省きます。まちづくりのビジョンとして「荒川流域圏構想」を掲げ、流域人口930万人を支える荒川のリーダーとして、経済政策、人口政策、生命と財産を守る安全保障政策を連動させ、秩父市に好循環を生み出します。
 ちちぶ新時代政策3本の矢として、第一に「医療・福祉・介護の充実」、第二に「経済とインフラの強化」、第三に「市民の皆さまと将来に開かれた市政」を実行します。
 「医療・福祉・介護の充実」の最重要テーマとして、新病院の建設を可能な限り早く進め、安心と安全な医療環境をお届けします。秩父地域1市4町、秩父郡市医師会、歯科医師会、薬剤師会、福祉・介護の事業所との連携を深め、埼玉県とともに医療従事者が不足する時代でも、救急医療や産科、婦人科、小児科など、皆さまが求める地域医療を守り抜くための仕組みづくりをします。

 「経済とインフラの強化」として、秩父市の持つ財産である森林、水、強固な地盤、再生可能エネルギーの可能性などの価値を高め、トップセールスを行います。地域に根ざした事業者の方々がより挑戦できる土壌をつくるために、現場のニーズに即した政策を打ち出します。多くの皆さまから要望をいただいてきた物価高対策を市独自でも進めます。
 「市民の皆さまと将来に開かれた市政」として、皆さまの声が届けば、すぐに対応できる「打てば響くまち」をつくります。誰でも気軽に参加できる地域ごと、テーマごとのタウンミーティングを開催し、皆さまのご意見を直接うかがい、市政に反映する仕組みをつくります。若者のアイディアを直接まちづくりに活かす仕組みを設け、未来に向けて躍動する秩父市をつくります。
 目前に迫った第75回全国植樹祭に向けて、ご関係の多くの皆さまのご理解とご協力を賜りながら、大成功とするべく万全を尽くしてまいります。
 お約束した公約をスピードを持って進め、皆さまに、このまちに生まれてよかった、このまちに暮らしてよかった、と思っていただけるように、全身全霊で働かせていただきます。

                                         秩父市長 清野 和彦