
毎月初めに、市長メッセージを発信しています。組織内でのコミュニケーション手段として、私自身の言葉で職員の皆さんに語りかけ、価値観や理念を共有し、政策の方向性を示すだけでなく、地域への関心を高め、組織文化を育むことができればと考えています。
さて、本日2月4日は立春です。暦の上では今日から春が始まります。私たちは一年の中で季節の移ろいを感じながら、節分や正月、祭りや年中行事などさまざまな行事や風習を通じて祝い、祈り、日々の暮らしを営んできました。こうした営みは単なる行事ではなく、自然と共に生き、人と人とが支え合いながら生活してきた日本の精神文化そのものだと思います。
秩父市は、その日本の素晴らしい精神が今もなお生活の中に息づいている土地です。祭りや地域行事はもちろん、日常の中での声かけや助け合いといった当たり前の行動の中に、連綿と育まれてきた秩父らしさが感じられます。私は、この秩父市の精神性を「わかちあい」という言葉で表現しています。自分たちが持っているものを出し合いながら知恵や力、時間や思いをわかちあうことで共に生きていく。その精神が、このまちには確かに根付いています。
これからのまちづくりについて考える際には、この精神をしっかりと意識することがとても大切だと考えています。しかし一方で時代は大きく変化しています。そのため、この精神を大切にしつつも、デジタル技術や新しい仕組みなど、時代に即した有効な手段も積極的に取り入れていきたいと思っています。
秩父らしさと新しさ、その両方を大切にしながら、より良い市民サービスとより良いまちづくりへ向けて、一人ひとりの力添えが必要です。共に秩父の未来を築いていきましょう。またまだ寒さが厳しい時期が続いていますので、体調には十分ご留意ください。

<2月の市長メッセージ>
<過去の市長メッセージ>



1月31日(土)に、やまなみ会館において市長タウンミーティングを「子育て・教育」をテーマに開催いたしました。60名を超える皆さまにご参加をいただき、ありがとうございました。市長就任以来、毎月開催しているこのタウンミーティングは、市民の皆さまから率直なご意見を直接伺う貴重な機会であり、私自身も楽しみにしております。後日、動画配信も予定しています。
市長タウンミーティングは、秩父市から地域の皆さまへ情報を発信し、地域の皆様から日頃感じていることをお聞かせいただくことで、お互いに理解を深めることに大きな意義があると考えております。「子育て・教育」というテーマは、昨年6月にも開催し、大変好評をいただきました。そのため、参加者の皆さまから高い関心が寄せられたこともあり、2回目の開催となりました。
まず、保健センターから母子保健事業について、特に不妊に関する事業の紹介をし、保育こども課からは物価高騰対策子育て応援手当についてご説明いたしました。また、子育て支援課からは児童館事業や子どもの居場所づくりに関する取り組みをご紹介し、教育委員会からは秩父市学校教育推進プランや部活動における地域連携・地域移行について解説いたしました。
今回も多くの貴重なご意見や質問が寄せられました。特に実際に子育て中のお母さん方からは別所のキッズパークについて、「空いている会議室などに遊具を設置してほしい。」といった具体的な要望も寄せられました。これに対して私は、既存施設のさらなる活用を検討することと同時に、子どもたちも親御さんも一緒に楽しめるような施設づくりを目指したい、とお答えいたしました。
また児童生徒へのタブレット端末活用と体験学習とのバランスや秩父音頭など伝統文化学習の重要性、不登校問題についてもご意見がありました。子育て・教育というテーマに関する課題は多岐にわたっており、それぞれの課題について秩父市として整理していく必要性を感じました。
アンケートでは、「大人と子どもが楽しく利用できる自動販売機を、お金をあまりかけずに設置できないか検討してほしい。」「不妊治療中同士で座談会を設けてほしい。同じ経験を持つ人同士の交流は助けになると思う。」という声も寄せられました。このような声にも耳を傾けつつ、タウンミーティング内でグループセッションや特定テーマによる子育て会議など参加者同士が意見交換できる場作りについて検討してまいります。また、図書館で行われる読み聞かせ活動についてボランティアとの連携強化への要望もいただきました。いただいたアンケートはすべて丁寧に目を通し、今後改善策や次回以降のタウンミーティングテーマ設定にも反映させていきたいと考えております。
私自身、二人の子どもを育てる親として、この「子育て・教育」というテーマには特別な思いがあります。市民の皆さまが抱える現状への不安や期待、その一つひとつこそが今後の市政運営への大きな原動力となります。未来ある子どもたちが健やかに成長できる環境づくりは私たち大人全員の責任であり、皆さんと一緒になって考え、進めていかなければならない重要課題だと認識しております。今後とも、市民一人ひとりのお声を大切にしながらより良い秩父市づくりへ邁進してまいりますので、引き続きご意見やご提案などをお気軽にお寄せください。


先日、東京都北区で開催された「第4回広域自治体連携ミーティング」に参加させていただきました。この会議には、荒川上下流や利根川上流の首長、国土交通省関東地方整備局の皆さまが一堂に会し、流域での交流の促進や災害時の支援体制構築に向けた取り組み方針を取り交わしました。



私は以前から、気候変動や社会情勢の変化という大きな波の中で、持続可能な社会を築くためには「流域」という単位を基軸として捉え、それに基づいた対策を講じることが不可欠であると考えております。特に下流域の皆さまの安全で安心な暮らしを守るためには、水源地域における適切な森林整備や流域全体での治水の推進が必要です。しかしながら、上流域の自治体の多くは過疎化や高齢化といった課題に直面しており、その維持と発展には多くの困難が伴います。
だからこそ、上流域同士が手を取り合い、さらに上下流の自治体が密接に連携し、お互いの課題を共有し協力することこそが、下流・上流双方に計り知れないメリットをもたらし、流域の共生共栄に寄与すると確信しております。
このような思いから、市議会議員時代より流域自治体議員の皆さまに声をかけて荒川流域自治体議員勉強会を立ち上げ、毎年研修会を重ねてまいりました。そして、市長に就任してからは、この上下流連携を通じて流域全体の安全保障と経済活性化を図る「荒川流域圏構想」をマニフェストとして掲げ、その実現に向けて積極的に取り組んでおります。
今後とも流域の首長をはじめ関係者の皆さまと直接顔を合わせ、お互いに意見交換しながら連携を深め、それぞれの地域及び流域全体の未来が豊かになるよう努めてまいります。




令和7年度第3回コミュニティ懇話会が開催されました。町会長の皆さまには、さまざまな町会活動に対して献身的にご尽力いただいております。懇話会では、秩父市誕生20周年記念式典の開催や報奨金支給制度(地域ボランティア除雪隊・自主防災組織)、おくやみサポートデスクの開設、交通安全都市宣言、第52回秩父市青少年文化展の開催、町会資源ごみ収集報奨金、市立病院内科外来における初診制限の解除など、最近の市の取り組みや市政を取り巻く情勢についてお話ししました。また、秩父ミューズパークのネーミングライツや、市議会9月定例会及び12月定例会の審議結果についても報告させていただきました。
皆さまからいただいたご意見やお声は、市政を進める上で大きな力となります。改めて秩父市の力と、市民の皆さまの思いの強さを実感しております。今後も皆さまとの対話を大切にしながら、地域の課題に真摯に向き合い、スピードと実行力を持って新たな秩父市づくりに全力で取り組んでまいります。市民の皆さんから寄せられるご意見やご提言が、市政に反映されるよう努めてまいります。
今週末にかけて冷え込みが予想されますので、体調管理には十分ご留意ください。
本日、令和7年度JAちちぶいちご部会の開園式が秩父フルーツファームにて開催され、私も出席させていただきました。
部会員の皆さまをはじめ、市や町の関係者、観光協会、鉄道関係者、埼玉県秩父農林振興センター、さらにはJAの役職員が一堂に会し、秩父のいちごの魅力を地域全体で強力にPRしていくことの重要性を再確認することができました。



地域の皆さまとの連携こそが、地域ブランドの発展には欠かせません。落語家・林家たい平師匠によって命名された埼玉県オリジナル品種「あまりん」と「かおりん」は特に有名であり、秩父地域でも多く栽培され、多くの方々から高い評価を得ています。
秩父は夏は蒸し暑く冬は冷え込む盆地特有の気候で、この昼夜間の大きな寒暖差がいちごの糖度を最大限に引き上げる秘訣とされ、この独自の環境が他にはない甘みと深い味わいを生み出しています。また、荒川源流から湧き出る清らかで豊かな水も、その美味しさを一層引き立てています。改めて、この秩父の素晴らしい自然に心から感謝し、秩父のいちごがさらに多くの方々に愛されるよう努め、地域の皆さまと一丸となって秩父の魅力を発信してまいります。