金仙寺 四天王像

市指定有形文化財(彫刻)
昭和41年7月8日指定

金仙寺 四天王像こんせんじ してんのうぞう 1組

所在地:秩父市下影森6650番地
所有者:金仙寺


 この像は、下影森にある名刹金仙寺にある。
 四天王らしい激しい誇張した動きの表現がみられる。顔に忿怒(ふんぬ)する猛々しさはないが、量感に満ち、堂々とした作風がみられ、総じてまろやかである。造像の時期も元禄8年(1695)とあり、寺焼失前の山門の楼上に伽藍(がらん)守護の神として安置したことが胎内の願文によって判明、作者は江戸の伴野氏金四郎光重である。

東方持國天王 北方多聞天王

                                               東方持國天王     北方多聞天王
                                             南方増長天王 西方廣目天王
                                               南方増長天王     西方廣目天王