栃本関跡

国指定史跡
昭和45年11月12日指定

栃本関跡とちもとのせきあと 

所在地:秩父市大滝1623番地ほか
所有者:個人


 栃本関は中山道(なかせんどう)と甲州街道の間道である秩父往還の通行人を取調べるために設けられたものである。
 関東郡代伊奈忠次が慶長19年(1614)大村氏を番士(ばんし)に任じて以来、大村氏は幕末まで番士の職を勤めた。 
 関所の役宅は、文政6年(1823)に焼失し、現在の母家はその時に再建され、その後2階の建て増しなど改造されたが、玄関や上段の間及び外部の木柵などは関所の面影を留めている。
栃本関跡