保護者の皆様、地域の皆様には、日頃より学校教育活動への深いご理解、ご協力をいただき、心より感謝申し上げます。第2学期も残りわずかとなりました。皆様方には、児童・生徒への新型コロナウイルス感染症対策にもご理解とご協力をいただき、重ねて感謝申し上げます。
現在、秩父市内におきましても、新型コロナウイルスの感染状況は落ち着きを見せていますが、第6波とも言われる新たな変異株による感染拡大が心配されています。皆様方には、引き続き感染防止対策を徹底していただき、家庭・地域・学校が連携し、家庭内及び学校内での感染拡大を抑えていきたいと考えております。今後ともよろしくお願いいたします。
~ 児童・生徒の皆さんへ ~
朝晩の寒さも一段と深まり、皆さんが登校する頃は、寒さが一番感じられる時間帯かと思います。皆さんの頑張りにより、新型コロナウイルスの感染状況も落ち着きを見せ、秩父市内では、10月30日に感染者が確認されたのが最後です。学校生活も活動制限があり、十分な活動ができない中、2学期に行われた様々な行事等では、大きな成果を上げるとともに、大きく成長できたことと思います。これらを自信につなげ、今後もさらに自己を伸ばせるよう、振り返りを行うとともに、次への目標をつくり、その目標を達成できるよう、努力を積み重ねてほしいと願っています。
今年の冬は寒さが厳しいと言われています。寒さに負けない丈夫なからだづくりのために、バランスの良い食事、定期的な運動、睡眠の確保等に努め、家庭学習の充実を図るとともに、規則正しい生活を心掛けてください。
秩父市では、伝統文化の次代の担い手である子どもたちが、保護者や地域の皆さんと共に伝統文化に触れ、その魅力を実感する機会の充実を図り、郷土を愛する心を育むため、「伝統文化に親しむ日」を7月20日と12月3日の2日間設けています。皆さんには、この機会に、秩父市の伝統文化について、保護者の皆さんと一緒に調べてみてほしいと思います。
残念なことに、今年の秩父祭も、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、様々な行事等が自粛されています。
秩父祭は、平成28年12月にユネスコ無形文化遺産に登録され、広く世界にも知られるようになりました。秩父地域は、山が多く平らな土地が少ないため、水田が作りにくく、生活や税を納めるのに十分な米を生産することができませんでした。そのため、江戸時代、秩父の多くの家では蚕を飼い、絹糸を生産し生計を立てていました。12月3日は、その年の最後の「絹大市」の日でした。江戸時代中期、この「絹大市」が発展するに伴い、本来神事として行われていた祭に「屋台のひき回し」や「花火」などの「付祭」が加わり、盛大に行われるようになりました。
秩父市内及び秩父地域には、秩父祭をはじめ、人々の暮らしを通じて、長い年月を重ねて受け継がれてきたことがたくさんあり、貴重な財産となっています。秩父市では、これらを文化財として、「国指定・県指定・市指定」及び「有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物」等に分類し、保存・活用に努めています。秩父市が指定した文化財は、たくさんあります。是非、文化財保護課のホームページで確認してみてください。
○【文化財保護課】秩父市指定等文化財一覧表(263KB)
さて、12月10日は世界人権デーであり、12月4日~10日は人権週間です。各学校でも様々な取り組みが行われることと思います。人権とは、誰もが幸せに生きる権利です。皆さんの学校生活は、毎日たくさんの会話や行動であふれています。自分にとっては何気ない一言であっても、相手の心に大きな傷を負わせてしまうこともあります。「いじめ」や「嫌がらせ」のない集団づくりのために、相手を尊重し、必要に応じて話し合いをしながら、お互いに認め合い、共に成長できる仲間であってほしいと願っています。
また、12月1日から14日までは、冬の交通事故防止運動が実施されます。これから年末年始を迎え、交通量が増え、地元以外の自動車も多くなると思います。交通事故には絶対に遭わないように気を付けて、楽しみにしている冬休みを迎えましょう。