埼玉農業大賞は、環境の変化に対応して埼玉県の農業の模範となる優れた農業経営を実践する方、地域農業の振興や社会の活力向上に優れた功績をあげている方、テクノロジーを活用して埼玉県の農業に変革をもたらす革新的な農業のモデルを作っている方に、知事の表彰状が贈られ、その成果を称え広く紹介することで、埼玉県の農業の持続的な発展に資するものです。
このたび、和銅農園が経営体部門の大賞に輝きました。主な受賞理由は次の4点です。①統合環境制御技術を導入して高品質ないちごを安定的に生産しています。②いちご苗の生産技術力が高く、埼玉県育成品種の苗生産も行い、その普及と生産拡大に貢献しています。③6次産業化や苗の受託生産に取り組み、年間を通じて利益を得られる経営を実現しています。④自社人材の育成を通じて、将来の担い手確保に積極的に取り組んでいます。
先日、秩父市長として和銅農園を訪問しました。訪問を通じて感じたのは、田口代表取締役の熱意と創意工夫が日々の生産を支えているということでした。生産者としての覚悟のみならず、次代へつなぐ教育の熱意を強く感じ、秩父地域の誇りとして胸が熱くなりました。農業は単なる生業にとどまらず、地域経済の柱であり、秩父市のみならず埼玉県民のくらしを支える暮らしの土台でもあります。また、秩父産の農産物は本当においしいと改めて感じました。秩父で生まれ育った農作物への感謝の気持ちを胸に、今後とも秩父地域の発展と皆さまの暮らしの安定に全力で取り組んでまいります。

和銅農園の皆さま、改めておめでとうございます。今後のさらなる発展と地域社会への貢献を心より期待しています。皆さまの挑戦をこれからも全力で応援してまいります。