


天候にも恵まれ、秩父夜祭を盛大に開催することができました。12月2日の宵宮、3日の大祭の2日間で、約24万8千人もの県内外から多くの観光客の方に訪れていただきました。大きな事故もなく祭りを開催できたのは、町会や祭関係者・関係団体など多くの方の協力があってこそです。たいへんお疲れさまでした。この場を借りて心から感謝申し上げます。
宵宮が行われた12月2日には、祭りが無事に成功できるよう、秩父警察署や各町会の会所などへ挨拶に伺いました。旧ベスト電器ヤオ秩父店広場で行われた屋台芝居を観させていただき、秩父歌舞伎正和会、花の木小学校子ども歌舞伎クラブの熱演・名演に感動しました。秩父市地域おこし協力隊の神宮さんも熱演しておられました。時代が変わっても変わらぬものがあると、歌舞伎の舞台に触れて改めて感じました。伝統を未来へ受け継ぐべく、今後とも全力を尽くしてまいります。
また、滋賀県日野町から堀江町長がお越しになり、歓談しました。矢尾百貨店は日野町をルーツとしており、秩父地域の産業における多大なるご貢献は三方よしの精神にも通じるところがあります。そうしたご縁が、秩父を代表するお祭りの際にも滋賀県から人を惹きつけていることは感慨深く、これからもご縁を大切にしてまいりたい所存です。
12月3日は「秩父市伝統文化に親しむ日」で、小・中学校は休業日です。伝統文化の次代の担い手である子どもたちもお祭りを楽しんでおり、賑やかで活気がありました。
秩父神社の例大祭にも出席しました。境内は外国人の方も含め大勢の観光客で賑わっており、特に柞の舞の披露では、皆さん興味深そうに動画や写真を撮影されていました。
秩父神社近くの買継商通り・黒門通りでは、秩父絹市が開催され、伝統工芸品の秩父銘仙や秩父産の木材を活用した木工品、箸などが販売されていました。また、道沿いにはこどものまちプロジェクトさんが南小学校の児童たちと作成した行燈も飾られており、心が和む光景が広がっていました。
埼玉県の大野知事をはじめ、多くの皆さまに秩父夜祭を楽しんでいただきました。桟敷席で冬の秩父の夜空を焦がす大輪の花火(なお、今年は秩父市誕生20周年、THE ALFEEデビュー51周年記念花火大会)、提灯の灯をまといながら豪華な笠鉾・屋台が進む様子をご視察いただきました。魅力ある埼玉・秩父づくりを知事と心を一つに、今後も尽力してまいります。お忙しい中、お越しくださいましてありがとうございました。



改めまして、秩父夜祭を支えてくださった町会・祭関係者・関係団体の皆さまに、心より感謝申し上げます。大きな事故もなく祭りを開催できたのは、町会や祭関係者・関係団体など多くの方の協力があってこそです。たいへんお疲れさまでした。


毎月、月初めに市長メッセージを放送しています。組織に語りかけるコミュニケーション手段を通じて、組織全体に価値観や理念を共有し、政策の方向性を提示したり、地域への関心を高めたり、組織文化の形成を図ったりすることを目的に、私自身の言葉で職員の皆さんへ呼びかけています。私たちの取り組みが市民の皆さまにも確実に届くよう、今月も一歩ずつ着実に進めてまいります。
12月に入り、今年もいよいよ師走の時期となりました。師走という言葉には、師(お坊さん)ですら走り回るほど忙しいという意味があると伝えられています。職員も、来年へ向けた準備を含め、日々の業務に加えて様々な活動が重なるこの時期を迎えています。
そんな忙しい時期だからこそ、私が大切にしたいと考えるのは「ありがとう」という気持ちと、それを支える思いやりの心です。漢字の「有難い」は「あることが難しい」という意味を含み、貴重な縁や行為に対して自然と湧く感謝を表します。私たち日本人が長く大切にしてきた敬意と思いやりの精神が、この一言に凝縮されているのだと思います。

日々、市民の皆さまや同僚と交わす「ありがとう」は、単なる挨拶ではありません。それは職場を明るく、楽しくする力となり、組織や社会の雰囲気を温かく整えます。小さな一言が誰かの励みになり、穏やかな気持ちを生み出し、前向きな空気を作るきっかけにもなります。この一年の残されたひと月も、市民の皆さまの暮らしをより良くするために、業務の中で感じる小さな有り難さにも目を向けながら、私たちは力を尽くしてまいりましょう、と職員全体に呼びかけました。
朝方の寒さが増してきました。体調管理には十分ご留意のうえ、健やかにお過ごしください。
<12月の市長メッセージ全体>
<過去の市長メッセージ>