自治医科大学附属さいたま医療センターを2日間にわたり訪問しました。初日には遠藤センター長・藤田副センター長・腎臓内科の大河原教授、2日目には一般消化器外科の力山教授とお会いしました。医師派遣の継続と今後の協力体制について感謝を伝えるとともに、働き方改革を含む医師育成の推進と来年度の診療報酬改定を見据えた柔軟な対応について、貴重な意見交換を行いました。
秩父市としては、急性期医療であっても癒す医療を志す自治医科大学附属さいたま医療センターの姿勢と地域連携を推進する考えに強く共感しており、連携を一層深めていきたいと考えています。


意見交換を通じて、高次医療機関への搬送を円滑化する仕組みづくり、外科・消化器外科の連携、腎臓内科の在宅医療・在宅介護との結びつき、ICTを活用した情報共有の現状と課題を認識しました。地域包括ケアシステム推進のため、医療・介護・福祉の連携を一層強化し、引き続き、地域医療の安全と安心を市民の皆さまへお届けできるよう全力を尽くします。

先日、秩父商業青年経営者研究会と秩父市の共催により、創立50周年記念式典・演奏会を開催しました。秩父市誕生20周年記念冠事業の一環として位置づけられたこの節目の催しは、秩父地域を支える皆さまの長年のご支援と連携の賜物であると改めて実感する機会となりました。
式典における稲葉代表のあいさつでは、常に変化を恐れず、仲間と共に前を向き、希望をつないでいくという若手経営者としての責任と誇りがこめられていました。正田実行委員長は、地域と共に成長し、秩父の未来をより豊かなものにしていく決意と、次世代へとつながる活動を今後も続けていきたいという抱負を述べられました。私自身も、その言葉に深く共感し、若い力が地域の力を押し上げ、存分に発揮される場を、秩父市として全力で支えていきます、とあいさつをさせていただきました。


演奏会は、弦楽合奏団・石田組の皆さんを迎え、音楽が紡ぐ心のつながりを通じて、会場に集まった多くの皆さまが音色のひとつひとつに耳を傾け、素敵な時間を共有しました。



この50周年という節目は、単なる過去の振り返りではなく、未来へとつなぐスタート地点です。秩父市が果たすべき役割は、若手経営者の挑戦を後押しする橋渡し役であり、そして地域資源を活用した産業振興を地域全体で推進することです。市民の皆さま、事業者の皆さま、そして若い経営者の皆さんが互いに学び合い、支え合う環境づくりに全力で取り組んでまいります。