稲荷神社石垣

市指定有形民俗文化財
平成2年4月9日指定

稲荷神社石垣いなりじんじゃいしがき

所在地:秩父市荒川小野原329番地
所有者:小野原区


 神社では、享保18年(1733)に、石垣と石段を作ることになったが、たまたま飢饉のさ中のため、窮民を救うため米穀を施したところ、諸民その神徳を感じ雲集して工事に当たったため瞬く間に落成したという。
 この石垣は、近世の城郭に多く用いられる石積みの手法で、宮勾配(扇の勾配)と呼ばれる方法で積まれており、稀有のものとされている。
稲荷神社石垣