袈裟(本寺正法寺第二世月泉良印禅師伝衣)

市指定有形文化財(歴史資料)
平成19年2月27日指定

袈裟(本寺正法寺第二世月泉良印禅師伝衣)けさ  ほんじしょうぼうじだいにせげっせんりょういんぜんじでんえ 1肩

所在地:秩父市下宮地町25番29号
所有者:廣見寺


 廣見寺は、岩手県奥州市にある正法寺の二世月泉良印禅師の高弟である天光良産禅師が、明徳2年(1391)に開創したと伝えられる古刹である。
 この袈裟は、幅335×丈124cm、紺地牡丹唐草に木瓜龍文金襴の九条袈裟で、文禄2年(1593)に廣見寺が吉田の清泉寺の末寺となるが、延享3年(1746)に正法寺への帰属がかない、その証として贈られた。
 江戸時代の本末制度下、秩父の仏教史上で貴重な歴史資料である。
袈裟