「上武連携構想勉強会」は、関越自動車道と北関東自動車道の経済圏を形成する自治体の首長によって構成されています。この勉強会では、人口減少社会における各自治体の課題を共有し、広域連携の可能性を探るために定期的に開催されています。
5月13日(火)には、第4回上武連携構想勉強会に出席し、地域公共交通の再編整備や道路計画について議論を交わしました。勉強会では、前橋市の成功事例を学ぶことができ、特にバス路線の再編に関する取り組みが印象的でした。中心市街地での6社共同経営や、分かりやすい情報案内、さらにシェアサイクルの導入など、秩父市でもぜひ取り入れたいアイデアが紹介されていました。
出席した首長からは、「町内の業者だけでは、事業展開が難しい」、「町内を走るバスは前橋駅を軸としてダイヤが組まれているので、待ち時間が生じている」といった課題が提起される場面もありました。地域の人の流れを理解し、生活圏の方向や目的地を把握する必要があると感じました。
前橋市などの事例を参考にしながら、秩父市に合った交通施策を立案する時期が来ていると感じています。私たちが目指すべきは、秩父地域にお住まいの皆さまがより便利で快適に移動できる環境を整えることです。そのために、必要な調査を行い、具体的な施策を進めていきたいと考えています。
地域公共交通の充実と発展に限らず、施策を展開するためには地域の皆さまの声が不可欠であると痛感しています。今後はタウンミーティングなどの機会を通じて、皆さまの貴重な意見をしっかりと反映させていきたいと思います。
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