埼玉県内では、昭和34年の第10回以来66年振りに2回目の開催となる「第75回全国植樹祭」が、天皇皇后両陛下のご臨席を賜り、「人・森・川 つなげ未来へ 彩の国」をテーマに、令和7年5月25日(日)に秩父ミューズパークを主会場に開催されます。
また、秩父市内小・中学校12校の緑の少年団から児童・生徒67名が、式典やアトラクション等で参加します。児童・生徒・保護者・教職員の皆様には、事前研修会やリハーサルにご協力をいただき、深く感謝申し上げます。
秩父市では、全国植樹祭の開催を記念して、全国植樹祭秩父市記念事業実行委員会を組織し、「秩父祭」や「川瀬祭」に携わる保存会や町会の皆様をはじめ、多くの関係者の皆様のご理解とご協力をいただき、秩父市街地に「秩父祭」と「川瀬祭」の笠鉾・屋台の同日「特別公開」を実施します。市民の皆様、観光でお越しの皆様には、この貴重な機会にぜひご覧いただきたいと思いますので、ご案内いたします。
「秩父祭」は、毎年12月2日・3日に行われる秩父神社例大祭の付け祭として、国指定重要有形民俗文化財である6基の笠鉾・屋台が曳き廻されます。特に3日の夜は、秩父神社境内や周辺から、秩父公園へ向けて豪華絢爛な2基の笠鉾と4基の屋台が曳行されることから「夜祭」の愛称でも知られています。
全国植樹祭当日、天皇皇后両陛下には、秩父神社境内に曳きつけた6基の笠鉾・屋台をご視察していただく予定です。そして、午後には秩父神社境内及び周辺に6基の笠鉾・屋台が飾り置きされ、午後2時頃から午後4時頃まで特別公開されます。
「川瀬祭」は、毎年7月19日・20日に行われる秩父神社の摂社・日御碕(ひのみさき)宮の夏祭りであり、お祇園とも呼ばれています。両日に曳き廻される8基の笠鉾・屋台の囃子手や拍子木は子供たちが担い、子供のお祭りとも言われ、埼玉県無形民俗文化財に指定されています。全国植樹祭当日は、西武秩父駅前に1基、本町中町通りに6基の計7基の笠鉾・屋台が飾り置きされ、午前10時頃から午後4時頃まで特別公開されます。
「秩父祭」と「川瀬祭」の笠鉾・屋台が、同日に13基飾り置きされるのは初めてでありますので、秩父市の代表する祭の山車を直接ご覧いただきたいと思います。児童・生徒の皆さんには、事故がなく、安全に見学ができるよう家族の人の指導をいただきながら、秩父市が誇る価値ある文化財をぜひ見学していただきたいと思います。家族の人の自家用車で訪れる際は、秩父第一小学校と南小学校の校庭が、無料駐車場として利用できます。
なお、これらの祭が行われる7月20日と12月3日は、秩父市立小・中学校は、「伝統文化に親しむ日」として、学校は休業日になります。多くの児童・生徒の皆さんには、祭に直接携わりながら参加していただくとともに、見学していただきたい日になっております。
5月24日・25日は、笠鉾・屋台の特別公開に伴って、道路が交通規制されますので、詳細は下記リーフレットのQRコードからご確認ください。秩父市報5月号もご参照ください。
「全国植樹祭秩父市記念事業」リーフレット.pdf(1883KB)