
令和4年度より、埼玉医科大学と群馬大学は、文部科学省のポストコロナ時代の「医療人材養成拠点形成事業」に選定されている未来医療人の育成プロジェクトを行っております。
この事業は、地域で必要な知識・技能・態度・価値観を共有する将来の地域医療に貢献できる医療人を養成し医師不足地域の医師の定着を図ることを目的とし、埼玉県・群馬県、両県医師会、埼玉県立大学などの連携機関並びに両県県境地域の13医療機関の協力のもと、健康と医療を支える未来医療人の育成を目指して取り組むものです。
私は、このプロジェクトの外部評価委員となっており、先日、埼玉医科大学の教授らから今年度の外部評価委員会についての情報共有をしていただきました。
埼玉県と群馬県の共通の課題として、県域地域の医師不足や急速な高齢化、診療科の偏在などが挙げられます。私からは、医師が不足する地域に医師が定着するように、地域医療への志を持った医師の養成を引き続きお願いしました。また、医療機関だけでなく、介護施設や福祉施設、ソーシャルワーカーなどの多職種も含めて包括的なケアを提供できる体制の重要性などについても情報を共有しました。