秩父市では、株式会社バカンが提供する混雑抑制プラットフォームを活用し、連休などに渋滞が発生する課題がある市営三峰駐車場及び周辺道路に設置したAIカメラから取得したデータに基づき、リアルタイムの混雑状況を可視化しています。
このたび、次なる施策として、観光庁の補助金を活用し、道の駅ちちぶと道の駅大滝温泉にタッチ式デジタルサイネージを設置しました。これにより、地域の方や観光客が混雑情報をサイネージ上でも確認できるようになります。また、「VACAN」のサイト上(https://pages.vacan.com/9b442f3c83eb45)では、過去の混雑統計データをAIが分析し、1週間先までの混雑予測情報も確認できるようになります。これにより、訪れる皆さまがより快適に観光を楽しむ環境を整えることができると考えております。
この事業は、全国26地域のみが選定される「先駆モデル地域型」として採択され、私たち秩父市の取り組みが注目されています。サイネージ上では、混雑予測情報だけでなく、市内の観光スポットや防災情報なども配信し、秩父地域の魅力も発信します。こうした取り組みを通じて、持続可能な観光地としての秩父市をさらに発展させていく所存です。
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この度、単身で暮らしている方々の安全を守るために、LINE秩父市公式アカウントを利用した「単身者安否確認システム」を導入しました。このシステムに登録された単身者の皆さんには、毎朝8時に「今日もお元気ですか?」というメッセージが届きます。このメッセージに、1日以上お返事がない場合には、見守り者の方にアラートが通知される仕組みです。これにより、万が一の事態が発生した際にも早期の対応が可能となります。
このシステムを通じて、離れて暮らす家族の方々などが簡単かつ便利に見守りを行えるようにし、少しでも負担を軽減することを目指しています。ぜひ、多くの方にご登録いただきたいと思います。
※詳細はマニュアル(https://www.city.chichibu.lg.jp/2410.html)をご確認ください。
※認証番号と生年月日の情報を紐付けるため、LINE上には個人情報や機微な情報は保存されませんので、セキュリティは担保されています。
先日紹介したとおり、秩父市では、「誰もがデジタル技術の恩恵を享受し、利便性を実感できるような市役所」の実現に向けて取り組んでおり、公共施設(スポーツ施設)の予約もLINEから可能となりました。幅広い世代のニーズに応えられるよう、デジタル技術を積極的に活用し、市民の皆さまの利便性の向上を図ることが私の責務だと考えております。
これからも、子どもから高齢者まで、すべての人が笑顔にあふれ、誰もがチャンスをつかめるまちに向けて努力してまいります。
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2月17日(月)に第10回秩父市空き家等対策協議会を開催しました。私たち秩父市において、空き家問題は地域の重要な課題の一つであり、皆さまと共にこの問題に取り組んでいます。
空き家は地域の景観や安全性に影響を及ぼすだけでなく、地域経済にも悪影響をもたらす要因となります。そのため、空き家の利活用や適切な管理を進める必要があります。これまでの取り組みを振り返るとともに、今後の方針や施策について意見交換を行い、より効果的な対策を講じていくことが求められています。
また、令和7年度には、市内全域を対象とした空家等実態調査を予定しており、これを契機に、市の空き家対策がより実効的に推進されるものと考えております。
協議会では、令和6年度の秩父市の空き家等対策の取組み状況をご報告させていただいた他、今後の空き家の対策方針について協議しました。
空き家対策は行政だけでなく、地域住民や関係団体との連携が不可欠です。皆さまのご協力を得ながら、地域全体でこの課題に立ち向かうことが重要です。引き続き、皆さまのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
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先日、秩父市行政アドバイザー委嘱式を開催しました。秩父市では、各分野において有識者を行政アドバイザーとして委嘱し、市政への提言をいただいています。
藤村龍至氏は、東京藝術大学美術学部建築科の准教授として、多くの優れた業績を残されているほか、地域活性化プロジェクトにも数多く携わっています。歴史ある建築物を活かした魅力あるまちづくりや、官民連携によるプロジェクトの進め方についても豊富な経験と知見をお持ちです。
美しい自然環境と豊かな文化遺産を有する秩父地域の魅力を最大限に引き出し、地域住民が誇りを持てるまちづくりを進めていくには、専門家の意見や助言が不可欠です。藤村氏には、これまでの経験を活かし、私たちの取り組みに対して新たな視点やアイデアを提供していただけることを期待しています。
藤村氏をはじめ、各分野の有識者である行政アドバイザーと共同し、秩父市の魅力をさらに高めていきたいと考えています。