


3月26日(水)は、広域秩父産業連携フォーラム「FIND Chichibu」の中間報告会に出席いたしました。このフォーラムの会員の皆さまは、今泉幹事長を中心に日々、秩父の経済活性化に向けて尽力されています。あらゆる産業を網羅した新しい連携を通じて、個々の企業が繁栄し、秩父地域全体が潤うための産業振興に熱心に取り組んでいただいていることに、心より感謝申し上げます。
今回の中間報告会では、支援事業や部会、分科会の報告が行われ、参加者同士の意見交換や情報共有が活発に行われました。こうした交流によって、秩父地域の課題解決に向けた具体的なアイデアがいくつも生まれています。引き続き、それぞれの活動を通じて、個々の企業が新たなビジネスチャンスを創出していただければ幸いです。
私たち秩父市も、「FIND Chichibu」を通じて、皆さまと共に新たな挑戦を続けてまいります。
現在、私たち秩父市が進めている「理化学研究所」との連携は、全国の自治体で初の取り組みであり、本年2月25日(火)には、秩父機械電気工業会と「FIND Chichibu」の協力により、第3回目となる産学官連携セミナーの特別講演会として、株式会社理研イノベーションの半田敬信氏にご講演いただいたところです。令和7年度も「秩父理研バトンゾーン事業」として継続し、秩父地域の中小企業とのマッチングの機会を創出することで、先端技術分野への進出を後押ししてまいりたいと考えております。今後とも皆さまのご支援ご協力を賜りますようお願い申し上げます。



本日は、企業版ふるさと納税感謝状贈呈式を行いました。
秩父市では令和3年より、企業版ふるさと納税事業に取り組んでおり、いただいたご寄附を地方創生事業に活用してまいりました。このたび、大東建託株式会社様が創業50周年を記念して行った企業版ふるさと納税寄附先自治体公募事業「未来をひらく 地方創生応援プロジェクト」において、秩父市のSociety5.0事業が寄附先として選定され、1,000万円のご寄附をいただきましたので、感謝状贈呈式を行いました。心より感謝申し上げます。
秩父市が選定された理由は、年齢を問わず「住み続けられる山間地域モデル」の確立に向けたチャレンジを行っていると評価されたためです。大東建託株式会社様はVISION2030を通じて、防災・災害復興、循環型社会、高齢化対策、地域活性化(移住・定住支援)という4つの社会課題の解決に貢献することを目指しています。これらの課題は、私たち秩父市が取り組んでいるものとも一致しており、今後も共に成長していける関係を築いてまいりたいと考えております。
今回の感謝状贈呈式では、秩父市として初めて木製の感謝状を贈呈しました。この特別な感謝状は、秩父地域の豊かな自然環境やそれを大切にする姿勢を反映したものであり、大東建託株式会社様への感謝の気持ちを込めて贈呈させていただきました。
今後も私たち秩父市は、いただいたご寄附を活用し、秩父地域の発展と住みやすい環境づくりに努めてまいります。大東建託株式会社様をはじめとする企業や地元の企業、事業者の皆さまと連携を深めながら、秩父市の魅力をさらに引き出し、より多くの方々に愛される秩父市を目指していきます。引き続き、皆さまのご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。



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本日、ちちぶ花見の里において「ドローン航路開通式」が開催されました。令和6年度から、アーリーハーベストプロジェクトとして、秩父地域の送電網上空が浜松市の天竜川水系上空と共に、経済産業省からロールモデルとして先行地域に指定されています。今回の航路の開通式では、世界初となるドローン航路を利用したデモフライトが成功裏に行われました。
従来、ドローンの飛行には運航会社がそれぞれ飛行ルートの計画や調整を個別に行い、周知や情報共有をしていました。しかし、今回新たに導入されるドローン航路システムにより、運航会社が個別に行っていた飛行ルートの調査や関係者との調整が協調領域として整備され、時間とコストの大幅な削減が期待されます。
開通式には、グリッドスカイウェイ有限責任事業組合の足立代表をはじめ、浜松市とオンラインで同時開催となっていたこともあり、浜松市市長の中野祐介氏、経済産業省審議官の奥家氏、国立研究開発法人理事の西村氏、独立行政法人情報処理推進機構副センター長の花見氏、秩父地域振興センター、市内の事業者、関係者、さらに秩父市ドローン社会実装コンソーシアムに参加する企業など、秩父市側だけで関係者を含めると100名以上の方々にご臨席いただきました。このことは、秩父市と浜松市の世界初の取り組みに対する期待感を示すものでした。
秩父市では、令和2年度から国の交付金を活用した「Society5.0事業」でドローン配送等に取り組み、令和4年度には、市内山間地域の中津川地区における県道の土砂崩落に伴い、孤立の危機にあった住民に対して、通信衛星「スターリンク」を活用した国内初となるドローンによる定期配送も実施してまいりました。これらの取り組みを継続的に進めてきたことにより、今回のドローン航路の開通式を迎えることが出来ました。
今後も、私たち秩父市は、さまざまな実証実験やプロジェクトを着実に進め、秩父地域の皆さまや地元事業者にとって有益な成果をもたらすことを目指してまいります。




3月24日(月)は、原谷小学校と吉田小学校の卒業式に出席しました。秩父市内の13の小学校で卒業証書授与式が行われ、市全体で472名が卒業しました。
厳しい冬の寒さが和らぎ、新しい命の息吹を感じるこの素晴らしい日に、卒業式を迎えられた皆さんに心からお祝い申し上げます。ご卒業おめでとうございます。
振り返れば、皆さんの心には楽しかったことや大変だったこと、たくさんの思い出が詰まっていることでしょう。特に、新型コロナウイルス感染症の影響で友達との交流を控えたり、授業や行事が制限される中での学校生活は、皆さんにとって特別な経験となったはずです。5年生の春からは、感染症が流行する前の生活が戻り、運動会や校外学習、友達との給食、高学年としての活動など、嬉しい瞬間が増えていったことと思います。
そのような困難な経験を経て、皆さんは心も体も大きく成長しました。家族や地域の方々は、皆さんの成長を大変頼もしく思っています。4月からは中学校に通うことになりますが、勉強や部活動に取り組みながら、仲間と共にさまざまなことに挑戦してほしいと思います。新しい出会いを大切にし、楽しく充実した学校生活を送ることを心より願っています。
さて、5月25日(日)には秩父ミューズパークで第75回全国植樹祭が開催されます。このイベントは森林や緑に対する理解を深めるために行われ、天皇皇后両陛下によるお手植えや式典が行われます。秩父の豊かな自然や魅力ある祭り、伝統文化を多くのお客様に紹介し、また森林や緑を大切に守り育て、皆さんや未来の子どもたちへつないでいけるよう、私たち秩父市は努力しています。皆さんも郷土の自然や伝統、地域での思い出を大切にし、秩父で育ったことを誇りに思っていただければ嬉しく思います。
最後に、お子様を今日まで慈しみ育ててこられた保護者の皆さま、栄えある卒業の日を迎えられことを心からお喜び申し上げます。また、ご指導いただきました校長先生をはじめ、教職員の皆さま、地域で子どもたちの健やかな成長を見守ってくださったご来賓の皆さま、地域の皆さまにも厚く御礼申し上げます。
私たち秩父市は、新たな道を歩む子どもたちを応援し続けます。また、地域の皆さまには今後とも子どもたちの成長を見守り、支えていただければ幸いです。