先日、企業訪問をさせていただきました。
訪問させていただいた(株)ウッディーコイケは、明治44年に創業されたコイケ木材店を起源とする歴史ある企業です。
森を育て、森を生かす「山」と「木」のスペシャリストとして、秩父の大自然の恵みたる「木」のよさを最大限に活かし、「育林・伐採・製材」のサイクルを循環させ、秩父地域の基幹産業を長きにわたり担っていただいております。
木材事業部、プレカット事業部、ログハウス事業部などから成り、どの部門においても、ばらつきをなくし生産性の高い標準化により、工期とコストを短縮した高精度な加工システムを有しており、長きにわたり秩父地域の多くの雇用や自然を守っていただきながら操業している、埼玉県を代表する企業です。
また、無害の防腐・防蟻効果が半永久的に持続する「ホウ酸塩処理」されたプレカット材や木材軸組工法の弱点である接合部分を進化させ、通常より強度を増す「スペースロック工法」にも取り組んでいるなど、フロンティア精神あふれる企業としても有名です。
余談ではありますが、令和7年5月25日(日)に開催される第75回全国植樹祭の開催理念は、「適切な森林の整備と森林資源の循環利用を推進し、森林の持つ多面的機能を持続的に発揮することで、森林・水・木材と私たちの暮らしや産業との結び付きを深め大切にしていきます。」と「豊かな川で繋がる山村と都市が、協力して森林・みどりを共有の財産として守り育て、元気な姿で未来の子供たちへ繋いでいきます。」です。(株)ウッディーコイケは、埼玉・秩父を代表する木材製造の会社として緑と共生する社会づくりにも貢献するなど、全国植樹祭の理念に関連する取り組みもされていることが、今回の視察でよく分かりました。地元企業の頑張りも、第75回全国植樹祭の機運醸成につなげていきたいと思っております。
今年度も企業訪問をいくつかさせていただいておりますが、秩父地域の企業の皆さまは、元気よく挨拶をしてくださり、ひたむきに頑張っているところが印象的です。秩父地域には、頑張っている企業がいくつもあります。これは、大変喜ばしいことです。
工場見学をさせていただいた後、せっかくの機会ですので、意見交換もさせていただきました。
ご対応いただきました小池社長をはじめ社員の皆さま、ありがとうございました。
私は市長に就任した際、市の職員に対して「市民目線で開かれた市政運営を」と訓示しました。
また、現場に直接伺い課題を解決していく「現場主義」に取り組むよう指示をしております。
「実際に行ってみなければ分からない」ことは、少なからずあります。
先日、町会長より出水(水位が増えて、水が溢れること)の疑いについての報告を受けました。話をきく中で、早期に問題を解決する必要があると考え、すぐに担当課のある総合支所へと赴き、職員らと打合せを行いました。
早急に出水の疑いがある箇所を実際に視察する予定を組み、具体的な解決策を打ち出すことにしました。
近年のゲリラ豪雨など、災害はいつ・どこで起こるか分かりませんが、日ごろからの対策によって災害による被害を少なくすることができます。今回の出水は大きな災害につながる兆候の可能性もありますので、早めに対処すべきだと判断しました。
引き続き、私は現場主義に取り組みたいと思います。
9月11日(水)は一般質問3日目で、4人の議員から質問を受けました。
熱中症から高齢者を守る支援、今起こっている米品薄問題、防災対策、高すぎる国民健康保険税、地元中小規模事業者への支援強化・充実、広報・広聴事業の役割とその拡充、「若手市職員の早期退職」という課題、長期休暇期間中の学童保育事業及びふれあい学校事業、インターネット上の誹謗中傷等の被害者支援・防止、市職員の今後の人材育成・確保、市民の憩いの場としての市民プール設置、全国学力・学習状況調査、入札の現状、大腸がん検診などについて質問を受けました。
市政における重要案件や課題等について、各般にわたり貴重なご意見やご提言をいただきました。これを真摯に受け止め、今後の市政運営につなげてまいりたいと考えております。
9月10日(火)は一般質問2日目で、5人の議員から質問を受けました。
高齢者、こども性暴力防止法、障がい者の移動支援、ブレーキ踏み間違い装置助成、墓じまい時の費用助成、婚姻届の記入例、女性防災担当職員の配置、犬と猫のマイクロチップ挿入、県道72号秩父荒川線、創業支援、ふるさと納税とクラウドファンディング、要配慮者に対する防災施策、ふるさと納税、文化財の保存・活用に関する取組、有害鳥獣対策と猟友会支援、今後のドローン事業の取組、運転免許証返納高齢者の対応などについて質問を受けました。
先日、第72回秩父宮杯埼玉県自転車道路競走大会が開催されました。
この大会は、埼玉県の自転車競技の普及・発展を図るため、「スポーツの宮様」として親しまれた秩父宮家から「秩父宮杯」を拝受し、昭和28年から始まった歴史と伝統のある自転車ロードレース大会です。
以前は、県南で実施されていましたが、私が県議会議員のときに、秩父で開催することを提案しました。
秩父地域の自然豊かなロケーションを満喫できる起伏に富んだコースが特徴の本大会は、本格的な競技者から初心者まで参加できる、関東を代表する中距離ロードレース大会として親しまれています。今年度は、県内外から673名を超えるエントリーがありました。公道を使った珍しいコースであり、多くの自転車競技者に愛される秩父ならではの大会となっております。
開会式には、埼玉県副知事や県議会議長にも出席いただきました。また、キヤノン電子株式会社をはじめ、多くの企業、団体の協賛のもと、盛大に開催されますことを地元市長として心より歓迎を申し上げるとともに、大会の開催に際し、ご尽力いただいた大会役員・競技役員・秩父地域の4つの高校生の生徒の皆さん、沿道警備のボランティアの皆さまに感謝を申し上げ、あいさつとさせていただきました。
私も秩父駅から自転車に乗ってパレード走行し、秩父路の気持ちいい景色と風を感じました。
多くの自転車競技者に愛される秩父ならではの特徴を活かし、今後とも様々な取り組みを実施していきたいと思います。