秩父市山田の恒持神社にある「諏訪神社社殿」が、令和6年5月30日に秩父市指定有形文化財になりました。
諏訪神社社殿は、明治13年(1880)に下山田の五反田耕地に建立され、明治40年(1907)の神社合祀令に伴い、翌41年(1908)に恒持神社の末社として合祀されました。
大きさは小振りなものの、緻密な彫刻が四面すべてに施されているのが大きな特徴です。また、構造においても脇障子のつけ方が廻り縁に対して斜めに建てられている珍しい造り方になっています。
本社殿が五反田耕地にあった当時、諏訪大明神を祭神とする「矢行地の獅子舞」(市指定無形民俗文化財)は、本神社を祭神としていたと伝わっています。
社殿の工匠は地元の名工である荒木和泉(藤原脩安)、彫刻は熊谷玉井村(現在の熊谷市玉井)在住の小林栄次郎です。
この両者は、秩父地域の寺社仏閣や秩父祭をはじめとする笠鉾・屋台の建造を多く手掛けています。
本社殿においても細部にわたる地紋の多用など、両者のそれぞれの特徴が各所に、顕著に表れています。
この機会にぜひご覧ください。
令和7年春に「第75回全国植樹祭」が秩父ミューズパークを主会場に開催されます。この1年前を記念し、大会の周知と開催機運の醸成を図るため、5月4日のみどりの日に、市役所前特設会場や歴史文化伝承館で「秩父グリーンフェスタ」を開催しました。
特設ステージでの記念植樹セレモニーをはじめ、獅子舞や歌舞伎などの郷土芸能が披露されたほか、森林・林業PRコーナーや木育ひろば、木工品販売コーナーを設け、森林や木材の必要性を知っていただきました。
周辺では、秩父のグルメが堪能できるキッチンカーの出店やメープル製品の販売なども行われ、秩父の多彩な魅力が詰まったイベントとして賑わいました。
当日は、秩父市観光大使のアキラ100%さんに特別ゲストとして登場していただき、会場は大いに盛り上がりました。市民の皆さんや観光客など、多くの方々に、イベントを楽しんでいただいたことと思います。
全国植樹祭には、天皇皇后両陛下がご臨席される予定です。また、式典行事の中で、天皇皇后両陛下にお手植え、お手播きを賜ります。植樹は、埼玉県の気候・風土にあった在来種の樹種で、県民に親しみのあるものが選定されました。
お手植えされた記念樹は、第75回全国植樹祭の開催を記念し、豊かな森林づくりのシンボルとして、大切に管理・育成されます。また、お手播きされた種子から養成された苗木は、埼玉県が管理・育成し、県内の公共施設等に記念樹として配布されます。
第75回全国植樹祭の開催まで1年余りとなりました。
秩父地域1市4町1村が一丸となって、秩父の魅力を全国に伝えられるよう、開催に向けてしっかりと準備を進めてまいります。
先日、第27回秩父保健センターまつりが開催されました。
秩父保健センターまつりは、地域や関係団体との交流を通して、健康づくりへの関心を持っていただき、健康意識の高揚を図るためのイベントです。
今回は秩父郡市医師会・秩父郡市歯科医師会・秩父郡市薬剤師会から3名の講師により「自分の健康は自分で守ろう!~健康長寿のために今からできること~」をテーマに、ご講演をいただきました。
また、健康度チェックと協力団体による活動紹介や展示も行われていました。健康で充実した生活を送るための知恵が散りばめられているような、充実したイベントとなっておりました。
先日、第65回秩父宮記念ミューズの森チャレンジロードレース大会が開催されました。
本大会は、秩父宮様より冠をいただいた全国でも数少ない大会であり、今年で65回目の開催を迎えました。
秩父公園橋から音楽寺へと登る高低差約140mの「チャレンジ心臓破りの坂」が名物となっていますが、どのコースも新緑眩しい秩父路の大自然を満喫しながら走れますので、ご好評をいただいております。
本大会の開催に際し、ご尽力いただきました大会役員・競技役員の皆さま、協賛をいただきました皆さまに感謝申し上げるとともに、今大会にエントリーいただきました多くの選手の方々のご健闘を心からお祈り申し上げ、ごあいさつとさせていただきました。
「第75回全国植樹祭」の開催1年前の時期を迎えるにあたり、今週末の6月15日(土)には、越谷市のイオンレイクタウンで埼玉県主催の1年前記念イベントが行われます。
全国植樹祭を身近に感じてもらい、森林・みどりの大切さや森林資源の循環利用の理解促進につなげることを目的として、記念式典やトークイベントのほか、森林・林業をPRする展示ブース、木に触れて楽しめるワークショップなどが実施されます。
木やみどりに触れていただきながら、来年春の全国植樹祭に向けて、開催機運を高めるイベントになっております。
全国植樹祭は、秩父地域の素晴らしさを知っていただく絶好の機会にもなるため、全国植樹祭の理念やビジョンを県と一体となって発信し、関係性を強化していくことは今後も重要になってきます。
引き続き、全国植樹祭を主催する(公社)国土緑化推進機構や埼玉県と連携し、秩父地域一丸となって盛り上がる大会となるよう準備を進めてまいります。