影森用水

影森用水かげもりようすい 

県指定旧跡

昭和37年10月1日指定

所在地:秩父市上影森409番地ほか
所有者:個人


 安政4年(1857)当時の名主関田宗太郎は、水の不便な影森村民の苦難を救いたいと、初めて三輪渓に水をとり戸毎に通水した。村民は驚喜して水の恵をたたえた。この工事は名主宗太郎が私財を投じてあたったといわれる。万延元年(1860)に再び橋立川、湯の沢に水源をとり、現影森田野沢・宮地・大野原蓼沼にいたる2里28町(10km)の水路を開き16余町(約16ha)の新田が開墾された。

影森用水