瑞花双鳳八稜鏡・錫杖頭

市指定有形文化財(工芸品)
平成4年4月10日指定

瑞花双鳳八稜鏡・錫杖頭ずいかそうほうはちりょうきょう  しゃくじょうかしら 1面 1口

所在地:秩父市吉田太田部1128番地
所有者:個人


 瑞花双鳳八稜鏡は径10.2cm。銅質は精良で鉛黒色を呈する。円圈で画された内区は、稜頂を結ぶ2本の線上に双鳳と瑞花が四区配分され、鳥形は交互反対に内向している。製作年代は、日光男体山の出土例から平安時代後期初頭に比定できる。
 錫杖頭は銅製で全長14.5cm。輪は断面がにぶい菱形を呈し、輪頂に層塔を立て、四王座に三日月形の牙を付している。大塚神社跡より出土したものである。
瑞花双鳳八稜鏡・錫杖頭