先日、木造建築の新たな可能性に挑戦されている、さいたま市の株式会社AQ Groupを視察しました。2024年に完成した純木造8階建て本社ビルは、木の温もりと現代技術の機能性が見事に調和しています。



視察を通じ、創業者であり代表取締役会長の宮沢俊哉様から直接お話を伺う機会を得ました。宮沢様は、世界初の普及型純木造ビルの技術を広め、産業の発展だけでなく社会・地球への貢献へとつなげていく強い信念をお持ちです。その情熱は、秩父市が推進する森林活性化の方向性と深く共鳴するものであり、森林資源の循環利用と地域経済の好循環を生み出す力となり得ます。



秩父市は荒川流域圏構想のもと、森林循環と地域経済の連携を強化し、木造建築の魅力を市民生活のさまざまな場へ広げることで、持続可能なまちづくりを前進させてまいります。地産地消を一層推進し、学校家具の寄贈や地域産業との連携を深め、森林から産業へ、そして暮らしへとつながる循環を深めていきます。木と人がともに育つまちづくりを、市民の皆さんとともに着実に進めていく決意を新たにしました。