先日、「第4回未来技術エキシビションin秩父」を地場産業センターで開催しました。
秩父市では、山間地域における「ヒトとモノ」の移動の困難さに着目したSociety5.0社会の実現に向けたスマートモビリティによる生活・交通・物流融合事業に取り組んでいます。この事業は、国の交付金を活用して行っており、今年度が最終年度となり、社会実装を実現する集大成の年となっています。これまで、大滝地域を対象として、多くの実証実験を進めており、共同配送サービスと遠隔医療サービスは6月から社会実装を開始しました。
こうした先進的な取り組みを皆さんにご紹介するイベントを「未来技術エキシビションin秩父」として継続して開催しており、今回が第4回目になります。
今回は流行に合わせて、ドローンに着目し、プロの方によるドローンレースの実演や小中学生のお子さんを対象としたトイドローンの操縦体験、タイムトライアルのレースなどを行いました。特にトイドローンの操縦体験については、申し込み開始から一週間ほどで定員がいっぱいになるなど、皆さんの興味・関心の高さが伺えました。
また、地場産業センターの隣の会場では、FIND秩父のAI・ロボット研究会による「ロボットコンテスト」の大会も開催されておりました。地元の小中学生や高校生、企業も多数の参加があり、盛況でした。
先日、「秩父市ドローン社会実装コンソーシアム」設立総会を開催しました。
約30の法人会員、金融機関や支援機関、国や埼玉県、自治体などのオブザーバーなど、80人を超える方にご参加をいただきました。
秩父市では、これまで多くの民間事業者と協力してドローンを活用した取り組みを行っております。
令和2年度からは国の交付金を活用した「ソサエティ5.0事業」でドローン配送等に取り組み、令和4年度には、市内山間地域の中津川地区における県道の土砂崩落に伴い、孤立の危機にあった住民に対して、通信衛星「スターリンク」を活用した国内初となるドローンによる定期配送も実施してまいりました。
これらの取り組みを進めてきたこともあって、この度、政府が進める「デジタルライフライン全国総合整備計画」のアーリーハーベストプロジェクト「ドローン航路」整備の先行地域として、静岡県浜松市とともに選定されたものと思っています。
私は、このドローン航路整備の「先行地域」に選ばれたことは絶好の機会と捉えております。ドローンの活用がいよいよ社会実装に移行するタイミングが来たと感じております。今後も関係機関と連携し、デジタルライフラインの整備を進めていきたいと考えております。
9月4日から9月9日まで、武蔵屋本店2階ギャラリーで開催された「第12回無垢の会展」の売上の一部を、秩父市の教育に役立ててほしいとご寄付をいただきました。
無垢の会は、1969年に秩父第一中学校の中学3年生の同窓生で結成され活動しており、「無垢の会展」はメンバーが趣味で作成した作品の展示・販売を行っています。
私も、会場を見学させていただきましたが、パッチワーク、日本画・着物リメイク、クラフトアート・編物、織りと木工、陶芸、アクリル画、ペン画・イラスト、和布、秩父銘仙万華鏡・水彩画作品など、多種多様なジャンルの作品の展示・販売をしており、どの作品も趣味の域を超えた素晴らしいものばかりでした。
また、活動は秩父地域だけでなく、都内などでも展示・販売されており、作品を通じて、秩父を広くPRしていただいております。
いただきましたご寄付は、大切に使わせていただきます。ありがとうございました。
敬老会は、長年にわたって地域や社会に貢献されてきた77歳以上の皆さまに、これまでの感謝を伝え、ますますご自愛の上、これからも健やかに自分らしく長寿を重ねて健康寿命を延ばすことを目的に開催しております。
開催にあたっては町会長をはじめ役員の皆さまや秩父市社会福祉協議会、福祉関係諸団体の皆さまにもご尽力をいただいており、この場を借りて感謝申し上げます。
9月22日(日)は、諏訪町会敬老会と別所町会敬老会に出席しました。諏訪町会内で77歳以上の方は388名、別所町会内で70名いらっしゃいます。
元気で皆さんにお集まりいただけることは、大変喜ばしいことです。
お祝いを申し上げるとともに、皆さんのご経験は貴重な財産であること、また、その経験を若い世代に伝えていただきたいことなどをお話しさせていただきました。
今後とも、「子どもから高齢者まで、すべての人が笑顔にあふれ、誰もがチャンスをつかめるまち」を目指して、全力で取り組んでまいります。
先日、「先端技術まちづくり実現コンソーシアム」の設立準備会を実施しました。
民間事業者や金融機関、秩父商工会議所、秩父地域及び北部の自治体など、対面とオンラインを合わせて60名を超える皆さんにご参加をいただきました。
また、内閣府地方創生推進事務局の真田参事官、経済産業省情報経済課アーキテクチャ戦略企画室の津田室長補佐、浜松市デジタル・スマートシティ推進課の米村課長、株式会社アトラックラボの伊豆社長にそれぞれお立場で貴重なご講演もいただきました。
秩父地域は「デジタル ライフライン全国総合整備計画」アーリーハーベストプロジェクトにおける「ドローン航路」整備の150kmの先行地域として選定されており、この航路には、秩父地域を含む、県内北西部の13市町村が該当します。秩父市では、理化学研究所から生まれた研究会「NPO法人VCADシステム研究会」や理研の研究員と、地域内の企業が連携する「秩父理研発NPO組織との先端技術推進プロジェクト」がスタートしております。
理研に関わるプロジェクトとして、VCADシステム研究会と連携する取り組みは全国で初の試みとなります。国の最高峰の研究機関と関係を持てたことで、このコンソーシアムとの相乗効果も期待しております。
先端技術を活用したまちづくりを目指すことは、若い世代への大きなアピールにもなると思っております。今後とも、産学官の連携を進め、DXを推進するまちづくりを目指していきます。