全国植樹祭の式典会場で、天皇皇后両陛下が御着座される場所を「お野立所(おのだてしょ)」と呼びます。
これは、会場の中でも極めてシンボル的な位置づけとなります。毎年、開催地の特色を生かしたステージ状の構造物(建築物)が設営されます。
第75回全国植樹祭のお野立所は、開催理念や基本方針、大会テーマ「人・森・川 つなげ未来へ 彩の国」が反映され、連なる山々が表現された屋根など、会場周辺の景観と調和したデザインになっています。
先日、第75回全国植樹祭の御野立所で実際に使用される埼玉県産の木材が秩父広域森林組合木材センターに届きましたので、視察に伺いました。
写真を見て分かるとおり、届いた木材はまだ丸太の状態です。今後、様々な加工を経て、お野立所の軽やかな屋根になります。皆さまのご協力があってこそ、お野立所の屋根に「人・森・川をつないだ埼玉県が未来へ飛翔する」思いが込められ、美しい木組みへと成長していくのだと思います。
今後とも、秩父地域一丸となって第75回全国植樹祭を成功へと導く取り組みを進めてまいります。