先日、企業訪問をさせていただきました。
訪問させていただいた秩父太平洋セメント(株)は平成12年に太平洋セメントから分社して設立されました。母体となる秩父セメントは渋沢栄一翁やその従兄の諸井恒平氏が武甲山を視察してセメント工場予定地として選ばれた大正12年創立の歴史ある企業です。秩父のセメントが高度経済成長期の首都圏インフラ整備を支えたといっても過言ではなく、長きにわたり秩父地域の基幹産業を担っていただいております。
石灰石を原料として使用したセメントや炭酸カルシウムはもとより、日本で唯一の湿式ロングキルンによる超速硬セメント等の特殊セメント製品や廃棄物をリサイクルにより資源化したリサイクル燃料事業といった幅広い事業を展開されており、本当に長い間、この秩父地域で多くの方を雇用していただきながら操業されております。
また、日ごろから旧秩父セメント1Pの跡地については、秩父地域のイベント時の駐車場や雪置き場として活用させていただいております。秩父地域の各事業へのご理解・ご協力につきまして、改めて感謝を申し上げました。
工場見学をさせていただいた後、せっかくの機会ですので、意見交換もさせていただきました。
ご対応いただきました明石社長をはじめ社員の皆さま、ありがとうございました。