先日、道路整備促進期成同盟会埼玉県協議会令和6年度通常総会が東京都千代田区にあります都道府県会館において盛大に開催されました。当協議会は31団体の期成同盟会で組織され、秩父市はその内8つの期成同盟会に加盟し、要望活動を実施しています。
私は総会の中で、現状の道路事業の評価手法の課題として、人口の少ない地方部の事業は評価されにくい状況を取り上げ、「定峰峠トンネルの早期事業化」では、高次医療機関への救急搬送の時間短縮、観光地へのアクセス向上による観光客の増加、災害時の代替路確保などの多様な効果を適切に評価し、秩父の地域特性を踏まえた事業評価が不可欠であることを強く要望させていただきました。
総会の後には、私を含め13名の市町村長とともに、国土交通省及び財務省へ要望活動を実施し、道路事業の整備促進や必要な予算・財源の確保などについて、お力添えをいただきますようお願いしてまいりました。
定期的に国・県・市の連携のもと団結して要望活動を行うことはとても重要です。引き続き、様々な機会を活かし、関係各所への要望活動を続けてまいりたいと思います。
先日、私が会長を務めている西関東連絡道路整備促進期成同盟会及び定峰峠トンネル開削促進期成同盟会定期総会を開催しました。
西関東連絡道路整備促進期成同盟会では、現在工事が進んでいる大滝トンネルの早期完成と長尾根バイパスの事業推進について、引き続き要望活動を行っていくことが確認されました。
定峰峠トンネル開削促進期成同盟会では、矢倉克夫財務副大臣、並びに新井豪県議、阿左美健司県議をはじめ4名の埼玉県議会議員の皆さまにご臨席を賜り、早期事業化に向けて引き続き精力的に要望活動を推進していくことが確認されました。併せて、今年度より新たに「ときがわ町」及び「越生町」が本期成同盟会へ加入することについてもご承認をいただきました。
私の長年の悲願である定峰峠トンネルは、国道140号と国道299号に次ぐ第三のルートとなる「命と暮らしを守る道路」として秩父地域のみならず周辺地域における防災減災・安全面に大きく貢献するものと確信しております。例えば、高次救急医療機関への救急搬送を考えた場合、開通により秩父地域から小川赤十字病院や埼玉医科大学病院、埼玉医科大学国際医療センターなどへのアクセスが強化され、救急搬送時間の短縮につながることが期待されます。また、祝日・休日には国道140号と国道299号の交通渋滞が頻発していることから、周辺地域と直接つながる定峰峠トンネルの必要性はより一層高まってきております。
今後も、関係各位のご指導を賜りながら、定峰峠トンネルの早期事業化を目指し、関係各所への要望活動を行ってまいります。