午前中は、定峰峠トンネル開削促進期成同盟会定期総会に出席しました。
定峰峠のトンネル化は、私が、県議会議員時代から提案を続けており、昨年の市長選挙のマニフェストにも掲げています。
秩父市では昭和62年より定峰峠トンネル開削促進期成同盟会を毎年開催し、早期の事業化が図られるよう国、県に対して要望活動を継続的に行っています。これまで35年以上もの間、具体的な動きがありませんでしたが、今年度、事業効果などを検証する調査が開始されることとなりました。市長に就任して以来、国などに要望活動を重ねてきた中で、早くも成果が出たことを大変うれしく思います。
定峰峠トンネルは、関越自動車道嵐山小川インターチェンジから秩父地域へのアクセス道路となるものであり、秩父地域の観光、産業や経済の発展はもとより、埼玉医科大学病院や小川赤十字病院などへの緊急搬送にかかる時間短縮が図られ、防災・安全面にも大きく貢献する道路です。また、今年の秋に、花園にアウトレットモールの開業が予定されており、花園インターチェンジや国道140号の交通渋滞が予想されるため、定峰峠トンネルの必要性は一層高まります。
参加者の皆さまと、調査が開始される喜びを共有するとともに、早期の事業化に向け、改めて意思統一を図りました。
午後は、第1回旧秩父東高利活用検討市民会議に出席しました。
地域住民および地域活動団体等の代表者、公募の市民の方、市議会議員の代表者から成る12名の委員に委嘱書を交付させていただきました。
その後、私から会長へ旧秩父東高の有効活用の検討について、諮問を行いました。
秩父市では、現在、約1,300棟の公共施設を抱えていて、毎年、約10億円近い維持管理費がかかっています。また、現存する全ての公共施設を今後40年間保有した場合の、更新・改修費用等は年平均で約35億円かかると試算されています。
また、秩父市の人口は10年後には5万人を下回ると推計されています。
将来への負担増を考慮すると、早急に公共施設のファシリティマネジメントを進めなければなりません。そのため、この旧秩父東高を市内にある老朽化した公共施設等の機能集約や複合化の拠点の候補地として活用できないかと考えています。
委員の皆さまには、忌憚のないご意見をお聞かせいただき、この市民会議が有意義なものになるようお願いいたしました。